マガジンのカバー画像

【J NOTE】観光・地方創生コラム

26
観光や地方創生政策について書いたコラムをまとめたものです。1記事はそれぞれ大体2500~3500字ほどあります。
運営しているクリエイター

#京都府

#0 「J NOTE」について

はじめに 「J NOTE」では地方の市町村にスポットを当てて、過疎化の現況や地方創生に関する行政の取り組みなどについて取り上げます。 主に、大学生のレポート課題の題材探しや、通勤通学の電車内でサクッと読めるようなコラムにすることを目標に、なるべく客観的かつ中立的な立場から書いていきたいと思います。 もし、「J NOTE」を読んで興味のあるトピックが見つかった時は、このnoteの内容を全て鵜呑みにするのではなく、必ず自力でそのトピックについて調べることをおすすめします。そう

#18 京都府城陽市 ―新名神開通後の新たな街づくり―

はじめに『J NOTE』第18回は、京都府城陽市を取り上げます。 城陽市は、京都府南部に位置する人口約7.4万人の市です。京都市と奈良市のほぼ中間に所在し、城陽市内から京都駅まで電車で約30分という立地であることから、1970年代ごろよりベッドタウンとして発展してきました。 しかし、現在では近隣の京田辺市や木津川市などで宅地開発が盛んであることから、城陽市内の人口は1995年ごろをピークに減少傾向となっています。 そんな城陽市では、2024年度の新名神高速道路開通に合わ

#14 京都市における歴史文化に頼りすぎない「観光」づくり

はじめに『J NOTE』第14回は、京都府京都市の観光について取り上げます。 京都市は京都府南部に位置する、人口およそ144.8万人の市です。京都市は中世から近世にかけて1000年以上もの間、都が置かれていた日本随一の歴史を持つ街です。市内には清水寺や嵐山、伏見稲荷大社などの観光地が点在し、風光明媚な街並みと伝統文化が色濃く残っています。 また、京都市は外国人観光客からも人気の観光地であり、コロナ禍前年の2019年には延べ886万人が京都市を訪れるなど、日本を代表する国際