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【J NOTE】観光・地方創生コラム

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観光や地方創生政策について書いたコラムをまとめたものです。1記事はそれぞれ大体2500~3500字ほどあります。
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#芸術

#0 「J NOTE」について

はじめに 「J NOTE」では地方の市町村にスポットを当てて、過疎化の現況や地方創生に関する行政の取り組みなどについて取り上げます。 主に、大学生のレポート課題の題材探しや、通勤通学の電車内でサクッと読めるようなコラムにすることを目標に、なるべく客観的かつ中立的な立場から書いていきたいと思います。 もし、「J NOTE」を読んで興味のあるトピックが見つかった時は、このnoteの内容を全て鵜呑みにするのではなく、必ず自力でそのトピックについて調べることをおすすめします。そう

#20 かつて四国への窓口だった街 ―岡山県玉野市の産業と街のありかた―

はじめに『J NOTE』第20回は、岡山県玉野市を取り上げます。 玉野市は、岡山県南部に位置する人口約5.4万人の市です。瀬戸内海に面する港町で、明治時代には市内の宇野港から香川県の高松港まで宇高連絡船と呼ばれるフェリーが就航するなど、玉野市は本州と四国を結ぶ交通の要所として近代以降に大きく発展してきました。 しかし2023年現在、宇野港から四国本土行きの定期船は運行されておらず、代わりに瀬戸大橋が通る隣町の倉敷市児島地区が「四国への窓口」という重要な役割を担っています。

#16 富山県南砺市のなんとびっくり!な芸術産業について

はじめに『J NOTE』第16回は、富山県南砺市を取り上げます。 南砺市は、富山県西部に位置する人口約4.6万人の市です。市内の南北には東海北陸自動車道が通っており、北陸新幹線の新高岡駅にも程近い立地であることから交通アクセスにも優れています。 南砺市は、2004年に平野部の5町村と山間部の3村が合併して誕生した市です。行政の中心は、警察署や市役所(2020年に福野地区から移転)などが置かれている福光地区ですが、平野部の福野・井波・城端地区にも市街地が分散しています。