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鶏肉ビジネスの変遷から感じたこと『96日目』

鶏肉ビジネスの変遷


こんにちは、いしいです。

今日は先日noteにもした
ダン・バーバー著の『食の未来のためのフィールドノート』
の中で考えさせられたことを書いていこうと思います!

この本の中で、鶏肉ビジネスが今の形になるまでの流れが書かれていました!

1920年代まで、多くの農家が少量多品種の鶏を飼育していました!

農家にとって卵が安定した収入源になっていて、肉はあくまで副収入でした!

きっかけは、注文票の読み間違えからでした!

アメリカのある女性が、50羽のひなを注文しました。しかし、業者のミスで500羽のひなが女性の元に届いてしまいました!

送り返すのも一つの方法にあったのですが、送り返さず小屋を増設して500羽全部を育てました!

すると、大きな利益が出たそうです!

これが一つの品種を育てる今のスタイルの始まりでした!

そして、そこからたくさんの農家が鶏を育てるようになり、値崩れが起き、コストを切り詰めたより今のスタイルに近い状態になっていきました!

それでも品質や価格が並行してくるとさらなる進化が鶏肉業界で起きました!

鶏肉を部位別に切り分けて売る!

え?普通でしょ?と思ったかもしれません!

けれど、当時は普通ではありませんでした!

より買いやすくするためにしたイノベーションは、部位別に売ることで利益も上がっていったそうです!

イノベーションが招いた問題


効率化、増産を繰り返していったことで、私たちの消費できる肉の量に際限がなくなりました!

一方で、欲しい部位が供給されるように動物の処理数が決められ、その他の部位は相対的に安くなり、最終的に捨てられるようになりました。

その結果、余りあるほど贅沢に多くの肉を食べることができるようになりました!

その時、私はこのシステムや考え方は本当に良いと言えるのか?と感じました。

また一つ動きたい道が増えた


軸がどうとか、ぶれているとか、そんなことは一度外に置いておいて、
やりたいことが一つ増えました!

まだ本当のところどうなっているか知りませんし、本だけの知識で考えているため、間違った思想の部分が多いと思います!

けれど、私たちの需要に左右されて動物を殺し、安い高いが生まれ、無駄が生まれているのは本当なんだろうなと感じています。


補足で言いますと、需要や人気の差があるのは仕方ないと思います!
無駄は、そのまま廃棄もありますが、最適な使い方ができていないというのも含みます!

けれど、一番のものを満たすために、他の部位の長所を生かし切れていない使い方は、心理的にしっくりこないと感じています!

まだまだ浅い考えではありますが、どこかで自分のやりたいことの本流と繋がっている気がしています!

おわりに


まだまだ頭でまとまっていないのですが、経済が最優先の今の仕組みの弱点の部分を今回知ったのだと思っています!

どこまでが今の仕組みでも言えていることで、どこが今は改善されているかはわかりませんが、もっと知りたいと思いました!

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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