院試体験記(1)

はじめに

こんにちは。いっり~です。
このたび、大学院試験をしてきましたので、その体験記なるものを一応残しておきたいと思います。
あまり似た境遇の人はいないかもしれませんが、参考にしていただけたらと思います。

自分の境遇について

どの程度の人が見るか分からないので、一応軽く自己紹介をしておくと、私は東北地方の某大学の理学部生です。しかし、大学院は同じ大学ではなく、他大学を目指すことにしました。

他大学を目指すようになったきっかけはいろいろありますが、一番の要因は、やはり自分のやりたいことができそうな環境として、ふさわしい場所が自分の大学になかったからです。

また、研究分野ですが、これも学部のものとはまったく異なるところを志向しました。学部では物理学を専攻していましたが、3年生の冬に自分が将来本当にやりたいことはなんだろうかと考えたとき、それは物理学ではないなと感じました(感じてしまいました)。そのため、大学院では物理学専攻には進まず、分野変えをしようと考えました。

大学院をどのように決めたか

そんなこんなで、他大学他分野の受験を考え始めたわけですが、情報収集をどのように行うかが課題となってきます。結果から申し上げると、私は情報収集には完全に失敗しました。何をどう失敗したかをこれから、書いていくわけですが、時系列に沿って書きたいと思います。

まずはじめに、受験する大学院を決めるにあたって、情報を集める必要があります。たとえば、自分のやりたい分野の研究室は日本にこれだけあって、各研究室はどんなことをやっているか、とか、それ以外の先生のお人柄や、研究室の雰囲気はどんな感じか、などです。

私は幸いにも身近に(少し分野は違いますが)前者のようなことを聞けるつてを持った先生がおられたため、その先生経由で、当該分野で研究をなさっている先生につなげていただけました。これが受験ちょうど半年前です。

この先生とはSkypeで面談をさせていただき、全国の研究者の情報をいただきました。これをもとにして、次は自分で興味のある先生方のHPを回るようにして、よさそうな(?)研究室を絞っていきました。そこで自分が見つけたのが某関西の大学の先生で、その先生とコンタクトを取ることで、受験先の決定にいたりました。

具体的なコンタクトの方法としては、はじめはもちろんメールですが、先生や研究室の雰囲気をつかむためには実際に行ってみるのが一番良いでしょう。私は3月ごろ(受験の5ヶ月前)に飛行機を予約して、行こうと試みましたが、新型コロナウイルスの影響もあり、結局いけず仕舞いでした。

最終的にはZoomで面談をさせていただきましたが、画面越しでの会合ではあまり先生の表情であったり、雰囲気というのが伝わりづらいため、大変苦労しました。また、このようなこともあり、受験を終えた今でも実際にお会いして話すということまではいたっておりません(試験会場でお見掛けしましたが)。

さらに、私にはその大学の研究科に知り合いがまったくいなかったため、研究室の評判や雰囲気をつかむことはできませんでした。この点で、情報収集に失敗したといえます。

受験後の今だからこそいえますが、先生から学生を紹介してもらう、とか、Twitterを有効的に使って、もっと積極的に情報を集めるべきであったと思います。

ひとまず終わり

といったところで、ひとまず区切りをつけます。
次のページでは、学部生の活動としてやったことや院試勉強、願書提出について書きたいと思います。

つづく

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