【出口が狭い】
頭の中が常に散らかっている。集中すべきことが分散していて、優先順位がつけられていない。出口だけバカ狭いキューに煩雑に詰め込まれているタスクを、ちら見したり二度見したりして消失しないようにしていると、今最優先で何に取っ掛かれば良いかがわからなくなる。
とにかく与えられた宿題やテストを颯爽とこなしてなおかつ自分がやりたいことも何の躊躇いもなくやっていた小学生時代とは打って変わって、今は、脳内散々目移りしまくり後回ししまくりの甘ったれた根性なしときた。
特に、自分がやりたいことが全く見えなくなってしまったのは苦しい。あれだけ遠かった大人にもうなってしまった。
もう自分の面倒を見てくれる人は自分しかいないし、責任は自分でとらないといけない。あれだけ楽しかった毎日毎時が、ほんの一握りになっている。考え方も思考法も性格も小学生の頃からは良くも悪くも見違えるほどに変わった。変わりたくなかった。あのままでよかった。あのままがよかった。
「大人にならないといけない」という誰からの圧力かもわからない強迫観念は、私をここまでネガティブに追い込み、閉ざした。
私は私を開きたい。苦手を我慢で埋めるよりは、得意を緩やかに増築したい。
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