ホロスコープは「骨格」しか教えてくれない
それこそ、占星術の骨格を知るのにめっちゃおすすめな一冊です。
この天体がこの星座にあるときはこう!というテキスト的なものではなく
どうしてそういう解釈がされるのか、星を読む人たちはどういった手順を踏んで、ホロスコープを言語化しているのかという点が理解できます。
雑誌の巻末にある占いの運勢の良し悪しはどこをみてるのか?なぜそう言えるのか?といった疑問に対して、サラサラと読みやすい文章が綴られています。
分からなくてもいいから何となくでも読んでみて、こういう風に考えるんだという大枠を頭に入れてから専門書に入ってもいいと思う。
何度も読み返す好きな本です。
鏡リュウジ先生との対談の中で、恐竜の復元作業とホロスコープを読むということが似ているという会話をされているのですが、もうなんか、そこかすごく好きです。
実際どんな色でどんな毛だったかは結局わからない。誰も知らないから。
という話からプラトンに飛ぶんだよ。イデアとか。
17世紀以前のヨーロッパでは、占星術は最高の学問の一つだった。天文学と区別がされていなくて、科学的なことと非科学的なことが入り混じっていた。
ロマンだわ。
私は熱しやすく冷めやすくて、何でもすぐに嫌になっちゃうのですが
もう嫌だと思った後にこういうロマンを目の当たりにして、また星の世界に引き込まれることを繰り返しています。
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