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性的人身売買というお仕事

 義務教育の性教育の一環で、教えるべきと思うことがある。それは、世の中には、性的人身売買というお仕事が存在するということだ。
 日本では、過去、徳川幕府や明治政府、天皇が認可した公娼制が敷かれていたということ。公娼制を維持する為に必要な職業がある。それは、全国各地から商品となる少女を集める女衒(性的人身売買業者)という職業、集めた少女を特定の地域内で管理して顧客に性を売りつける楼主という職業だ。義務教育で、女衒、楼主という職業があって、現代でも、それらの職業に従事する者が少なくないという事実を教えるべきだ。しかも、その女衒、楼主というものが、TVなどでも持ち上げられてる場合があるという事実。
 女衒の気持ちになってみよう。女衒は男のイメージがあるがそうとも限らないことに注意しよう。1人の女性を廓に押し込めたら、儲けもんだ。なぜなら、その女性が性を売って得られた金の10%が継続的に収入になるからだ。昨年、楼主に紹介した18歳の若い女性5人は、各自毎月約100万円を売り上げてくれるから、50万円/月の不労所得が懐に入る。もっと数を増やせれば儲けもんだ。調達先としては、学校、バイト先などが考えられる。勿論、高収入バイトと喚き散らす広告を街中で掲げて、自ら応募させるという手もあるが。手口としては、女衒の息のかかった中高生を使ったり、女衒自身が副業のようにバイトをすることもある。配下の中高生に対しては、同級生女性の性意識を変革させるように、バイト先の女性に対しては色恋を使ったりして性意識を変革させるように仕向ける。まるで処女を捨てるのが大人であるかのような価値観を埋め込む。性に対する敷居を下げたら、こっちのもん。18歳になればあの手この手で廓へ押し込める。
 これまで出会った方々の中に、もしかすると、女衒が居たかもしれない。TVでよく見る芸能界とは、公娼制で金儲けした女衒、楼主の巣窟かもしれない。あるいは、あの裕福な政治家のルーツは女衒楼主かもしれない。
 女衒、楼主という職業を知れば、社会に対する見方が変わり、自らの身を守ることに繋がる。毎年、一定の率で、女衒、楼主に富をもたらす性奴隷と化する若い女性がでてくる。その子達が、義務教育で学んでいたら、都合の良い性奴隷とならずに済んだかもしれない。

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