『リョーマ！ The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』をみてきた話
タイトル通りですが、リョーマ！みてきました。仕事終わりに行ったのですが、映画館1席空けとはいえ、ほぼ満席状態で焦りました。もっと早く行っておけば良かった。
中高生時代をテニプリにどっぷり浸かった人間として、感想を残しておきたい。テニプリへの好きが溢れて＆深夜の勢いに任せて書いているのでめちゃくちゃ読みづらいしシーンの偏りが凄い。（ネタバレ配慮してないので、ネタバレも注意です）
とにかく人生で一瞬でもテニプリに触れた人間は絶対見に行った方がいいです。触れたことない人も絶対見に行った方がいいです。劇場で浴びて欲しい。とりあえず一応あらすじを貼っておきます。
全国大会決勝の死闘を制した3日後、越前リョーマは更なる高みを目指して武者修行のために単身渡米する。
しかし、LAに到着早々、家族旅行で来ていた同級生の竜崎桜乃が、ギャングに絡まれている場面に遭遇する。
彼女を助けようと放ったボールがきっかけで、なんとリョーマと桜乃はタイムスリップ！！
辿り着いたのは、リョーマの父・越前南次郎が引退に追い込まれた全米オープン決勝の数日前。
父の引退の理由を知るため、若き南次郎と行動を共にするリョーマたち。
“サムライ南次郎”と呼ばれ、最強を誇った現役時代のプレーを目の当たりにし、胸躍らせるリョーマ。
だがその時、桜乃が何者かに連れ去られてしまう。
救出に向かうリョーマだったが、そこに規格外の強力な敵が現れ、熾烈なバトルに発展することに！
しかし、この事件は南次郎の引退に深く関わっていたのだった。
（公式サイト https://gaga.ne.jp/RYOMA_MOVIE/ より引用）
Decide版だったので上演前アナウンスは手塚。宝塚開演前のトップスターのナレみたいだなと思うなどしつつ、油断せずに行こう！で私いまテニプリみてるんだ！ってすごくグッときました。Gloryは跡部様だと聞いたので氷帝学園3年A組跡部様のクラスメイトとして絶対見に行かなければならぬと思いました。
>>>>9/25追記
Gloryもみてきました。跡部様のショータイムの始まりだ！でもあーーーテニプリだーーー！！！ってなりました。楽しい。
内容はTwitterで言われてるほど謎のトンチキ映画では無いと思います。真っ当にミュージカル映画やってるしストーリーはざっくり言うとタイムスリップ物の父と子の物語です。タイムスリップものの王道をいったな〜と思いました。(好きです)
無印の頃からリョーマくんはずっと父親に憧れて、超えたいという描写はずっとあるので、今回はよりそこを掘り下げた感じ。ショタリョーマとリョーガが南次郎のこと大好きで仲良しで可愛かった……。
確かに突然踊り出したり歌ったり、謎演出だったりはあるので笑っちゃうんですけど、でもそういう所が最高にテニプリがテニプリしている所以なのでテニプリだなあって思います(伝わってほしい)
個人的には、大人になってミュージカルにハマっている今、10数年前にハマったテニプリが令和にミュージカル映画（正確にはシング×ダンス×プレイの新次元映画です）になるなんてことあります？？？？という気持ちでいっぱいです。
以下、印象に残ったシーンの感想まとめ
■冒頭
ネタバレを全く踏んでなかったので開幕のDear Princeでヒュッって声でそうになった。そして気づいたら泣いてました。突然踊り出す人達に笑ったのにもう次の瞬間には泣いてた。
■ラップバトル
フェクモ（FAKEMOTION‐卓球の王将）を履修してたからか何の違和感も覚えなかった。卓球戦国時代でも開幕ラップバトル始まるんだからテニプリだってラップバトルする。My name is 越前リョーマ～からの高速ラップ、さすがすぎてめっちゃかっこよかった。
■タイプ違いの電話シーン
幸村くん
「どうして俺の番号知ってるのかな？でも嬉しいよ。」「 アメリカに居るんだ、いいなあ。」等々、リョーマ君と世間話してる幸村くん……オフの日の穏やかな幸村部長……！テニス関わらなければ穏やかな人なんだよな幸村部長。穏やかにガーデニングしてる幸村くんがみれてなんだかよくわからないけど安心しました。
手塚
リョーマくん「アメリカにいるかもしれないし、いないかもしれない 」←そうだけどそうじゃない
手塚「なるほど」 ←！？
理解が早い。越前って聞いてざわざわする先輩たち可愛い。「リターンはどこに打つ？」っていうアドバイスが手塚らしいなあと思いました。
電話の相手が手塚部長だってわかって、ちょっとホッとしてるっぽいリョーマくん。リョーマくんが手塚の事大好きで可愛い。
■桜乃ちゃん
ずっと可愛かった。あの状況でリョーマくんが現役時代の親父のプレーが見れるかも！って走りだすの、怒ってもいい。でも桜乃ちゃんはテニスに真っ直ぐなリョーマくんが好きだからそういう所も好きなんだろうな。リョーマくんとのデュエット曲、最高にミュージカル映画してて大好きなシーンです。多分タイムスリップした記憶は無くなってる？よね。
■映画キャラ
エメラルド
かっこいいお姉さん。最初の車椅子の女性もこの人だよね。車椅子テニスのチラシ？みたいなのが最初のところであった気がする。ほとんどバックボーンが語られないので想像の余地がある。楽しい。
リョーマと試合するときの曲がかっこよくて大好き。
大好きなテニスで父親が八百長試合の依頼引き受けてるのとか腹立つよね。多分ただ楽しくテニスしたかっただけなのに、父親がマフィアだからそれができなくなっちゃったのかなとか思ったり。
エメラルドとの会話でのリョーマ君の「ラケットは人を傷つけるための物じゃない。って誰かさんが言ってたっけ。」ここ好きです。リョーマくん手塚のこと大好きじゃん。そして原作で手塚がこれを言うシーンもまた好きです。
ウルフ、ブー、フー
ネタキャラなんだけど絶妙に良い仕事をする。人質に車運転させようとするな。リョーマ君が爆速で暴走する車が浮いた瞬間、ウルフのシートベルト外すの、殺しにかかってて笑ってしまった。あばら折れてない？大丈夫？エアバッグあったとはいえあの後すぐ走れてる桜乃ちゃんもやばい。
■世界を敵に回しても
見に行った人達が柳生、柳生しか言わないからこれが噂の柳生か！っていう気持ちが先に来ました。ヅカオタの方のエトワール柳生にすごい納得してしまった。たしかにエトワールだわ。
この大人数で歌う、大団円！って曲大好きで、映画終わったあと即買いました。リョーガがちゃんといたのもよかったな。突然召喚されるのは笑ったけど、曲の盛り上がりがエモくて良い話だった！！！ってなれます。
■全体の感想
タイムスリップした事で歴史が変わった。のではなくて、元々リョーマ君がタイムスリップして大会後南次郎と試合するのが正史なんじゃないかと思いました。（そうすると一番初めのタイムスリップは何をするんだ？ってなりますがこれ系のあるあるということで）
南次郎も最初からリョーマ君が未来の息子ってわかっただろうし、「竜崎」でスミレちゃんの身内ってことも察せられそう。
「どうしてそんなに強いの？」→「大きくなったら教えてやるよ」が凄い好きで、桜乃ちゃん守るために戦ったリョーマ君、ちゃんと強いんですよね。それに気づくにはリョーマ君はまだまだ子供。うまく言えないんですけど、南次郎が親として子供たちにかける言葉が好き。
親を超えようとする子供とそれを見守る親、っていう構図が好きなのかな。ちょっと違いますが、今回の映画が好きだなあと思う感覚、ミュージカル ビッグフィッシュを好きな感覚に近い気がする。
■エンドロール
杏ちゃんにラブレター渡す神尾でよく頑張った……！って思ったら次で深司に慰められてて神尾……！あと伊武深司そういうとこだぞ。ボヤきながら慰めてくれるんだろうな。
氷帝2年生3人で下剋上会議してんのめっちゃ可愛い。跡部さんより美しくなる。絶対これ日吉でしょ。日吉のこういう所、最高に愛おしくて大好きです。そして買い物してる幼なじみ組ありがとうございます！！！！
山吹中全国優勝って絵馬に書く千石清純めっちゃわかる……。
侑士の研修医にそっか研修医か……って一瞬しみじみしたんだけど職場体験ですよね？？？
■ラストシーン
新テニに繋がるのなるほど……！ってなりました。桜乃ちゃんが渡した猫のお守り、新テニのリョーマ君テニスバッグに似たのつけてなかったっけ？って思ったらやっぱりでした。
■シアター テニフェスpetit!
Gloryは個人のキャラソン曲メドレー。全部曲知ってる〜〜！！！というか自然と歌詞が思い出せる！！！歌える！！！
曲と映像の合わせ方がまた良かったです。
ラブ……ラブ……フェスティバルでキンブレ振りたい〜〜！世が世なら応援上映めっちゃ盛り上がったろうにな……。コロナが収まった暁にはリバイバル応援上映して欲しい。
そしてエメラルドラインで泣いてしまった。
映像がずるい。君の病気は完治しているよで泣き崩れる幸村くんのシーン。これ掲載された月の本誌は久しぶりに買って読みました。あと幼少期真田と幸村は刺さる。この2人の関係性、めちゃくちゃ好きです。
■終わりに
あらためて、やっぱりテニプリが大好きだと思いました。ふとした時にキャラソンを聞いたり（就活の時、夜な夜なDreanMakerとStill聞いてました）漫画読み返したりして、そうこうしているうちに今回みたいな、想像もつかないようなエンターテインメントを提供してくれる。本当にすごいなと思います。
私にとってテニプリは青春で、何年経ってもこうしてふらっと帰って来れる、まさに実家のような作品です。これからも、いつまでも私の大好きなテニスの王子様で居続けてくれるんだろうなって思います。
テニプリっていいな！！！