華やかな世界②

ひなのさんは可愛らしいのはもちろん自分をしっかり持っていそうな所が好きだった。雑誌の切り抜きクリアファイルにまとめてた。確かひなのさんが14、5歳の時のインタビューで樹木希林さんの演技が好きって言ってて後になってから凄いセンスの持ち主だと思った。当時って世間では希林さんは面白い人という認知だったと思う。例えば岡本喜八さんや久世光彦さんは希林さんはとんでもない才能の持ち主だって思っていたと思うけど。ラルクアンシェルもそのインタビューで推していた。あとひなのさんと一緒に仕事をしている方々は仕事に真摯に向き合っている人じゃなければ共に仕事をしないだろうなという人が多く、可愛いいだけではない人だったと思う。天性のスタイルの良さとセンス、優しい心、仕事に対するスタンス…ここまで恵まれ努力も惜しまない人が悲しく苦しみ嫌気の差す芸能界。ともさかりえさんも一時期拒食症に苦しんだと報道で知った。子どもも大人も健康な心が保てる睡眠時間は欲しい。どの職種であっても。本人の嫌がることは強要してほしくない。ちやほやし過ぎて感覚を麻痺させたら本人はいつか苦しむって分かって、それでもちやほやするって残酷だよ。才能ある人に心地よく能力を発揮してほしいよ。前々から疑問だったけど週刊誌が芸能人の恋愛を報道することが許されるのか分からない。勝手に写真撮られて不特定多数の人に見られるってどれだけのストレスなんだろう…お休みの日にリフレッシュすら出来ない。大衆が成熟しないと才能ある人の足を引っ張ってしまう。葉月里緒菜さんのデビュー当時、インタビューでスリーサイズを聞かれるのが分からなかった。演じる役柄や作品について聞かれるのかと思ってたので驚いたそう。この感覚すごく全うだよ。沢尻エリカさんが一時期、沢尻会について周囲の大人達に冷やかすように聞かれ「そんなのあるわけないじゃないですか」と少し苛立ったように答えていて見てるこっちが苦しくなった。才能ある若手を立場ある大人の冗談半分のノリのようなもので心に確かな傷をつける。ひなのさんも葉月さんも沢尻さんも大好きな私は悲しい。彼女達の作品や表現をたくさん見たいのに。


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