お酒飲める人?という質問
あるときふと思ったのだが、わたしは初めましての方に「お酒飲める方ですか?」なんて質問をしたことがない。
それなのに、よく考えると何回も何回もこの質問をされた覚えはある。
先日書いた子供は?問題と少し重なるが、相手を知るためにする質問の中にこれが入っている人もいるようだ。そして、私の第一印象がそうさせるのかは疑問だが、必ずといってお酒飲めますか?と聞かれる。なぜだ。
そして、なんでだという疑問と共に、これに対してうまく答えられたことがないな、と思って今回のnoteを書こうと思った。
お酒飲める人?と聞かれたら
お酒飲める人?と聞かれたときのわたしの答え。それは、ありきたりだが「たしなむ程度には」である。
わたしの第一印象がどう映っているのか知らないが、この答えを口にすると必ずといっていいほど「またまた~」とか、「うそっぽい~!」といわれる。男女共に。
つまり、酒豪っぽさがあるようだ。聞いてきたくせになんだ、と思いながらも表向きヘラヘラ笑いながらわたしはその場の雰囲気を壊さないようにがんばる。
「よくいわれるんですが、飲まなきゃ飲まないでいいんです」と答えるのがてっぱん。なぜか知らないが、「たしなむ程度」と言うことが、酒豪なことを隠すための冗談だという受け取られ方をするようだ。
特に男性に聞かれた場合に限るが、「またまた~」といわれてそれに「ちがうんですぅ~」みたいな答え方をする自分を客観視してしまうモードに入ると、このやりとり気持ち悪いなと思って心の中で毒づいている(笑)
わたしとお酒
お酒が好きかといわれたら、好きだ。夏はビールがのみたくなるし、今は赤ワイン開拓をしていて、旦那とおいしい1本を求めてあれこれ試している。
ただ、飲める「キャパ」という意味では多分本当は相当弱い。本当は、というのも、その場ではめちゃくちゃ飲めても、翌朝まる1日死んでいるタイプでアルコール処理能力が低い人なのである。
飲み会と称された会では飲むし、激しく飲む会だといわれたらもっと若いときはたくさん飲めた。だが、翌日しっかり倒れて1日を無駄にしていた。
仲間の中では、翌日のわたしの本当の苦しみを理解されるまでは、確かにお酒に強いキャラになってはいた。
今となっては赤ワインを旦那と週に1本あけるかあけないか、という具合だが、もともとの習慣としては、家では一切飲まなかった。
飲み会でみんなとワイワイするのが好きであって、家でお酒を飲むのはお祝いごとだったり、おいしいと思うお酒を少し味わうくらい。
別の機会で書こうと思うが、実は2021年~2023年の8月まで約2年一切のお酒を断つという経験もしている。それくらい、別になくても平気なのだ。(これに関しては、現在海外生活をしていて、日本でいつも飲み歩いていた友人達がいないというのが大きいが。)
なぜお酒飲めるかきいてくるのか
そんなわたしが、あるとき唐突に気づいて疑問に思った「お酒飲める人?」という質問。
私は人にそんな質問をしないのに、なぜされるのだろうというのがきっかけだ。現状、この謎に答えは見つかっていない(笑)
わたしも、相手がもし夜ご飯の場で相手が最初のドリンクをウーロン茶とかジュースにしていたら、「お酒飲まれないんですね」とコメントはするかもしれない。
年々、お酒を飲む人が減っているというし、飲まない人は人生を損しているとは思わないし好きにすればいいと思っているが、飲む人しか周りにいない環境で生きてきた場合には、やはり飲まない選択をしている人がいたら、「おぉ!」と思うはず。
また、おいしいお酒で有名なところにいくならば、お酒が飲めるかどうかの確認は重要だ。
でも、思い返してみても、わたしが聞かれるときの状況は、はじめましての最初の方の会話の中だから、やっぱり謎だ。
導き出した最適解
「たしなむ程度」と答えて、変なヘラヘラタイムが発生するのであれば、ちゃんとした答えをもっておこうと思う。
私の場合はこれだ。
『お酒も飲み会も好きなんですけど、全部翌日までひきずるので飲み過ぎないようにしてます』
いたって普通だが、事実だ。
先日、初対面の方に案の定質問されたので、なんて答えるのが正解かちょっと聞いてみた。
するとその人は、『飲み会は大好きですし、たくさん誘ってほしいんですが、たしなむ程度にしか飲めないので、自分のキャパを超えないように気を付けて楽しんでいます』だそう。
プラスの感じで終わらせるらしい。でもなんか長いし、この人も私の中では「あの質問をしてきたヤツ」なので、話半分できいていた(笑)
答えを用意しておく
色々な人に何度もされる質問は、答えをもっておくと気が楽だということがやっとわかってきた。
きたか!と思ってさらっと答えられたら、それで終了。よけいなストレスは抱えずにいきたいものだ。
事実、2年の断酒期間中は、予想通りだが『何で飲まないの?』の嵐だったので、その時もテンプレートを用意していた。
世の中には、悪気がなくほんとうに心からの興味をもって特に深い意味ではなくされる質問がたくさんある。
いちいちそれに対して反応したりしても時間と心の無駄だから、人間はそういうもんなんだと思ってさっぱり流せるように、対応できるようにしておくのが正解だということが最近の気づきだ。
さ、今週は白ワインをあけてみよう。
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