MakerFaireKyoto2023に出展しました

 4/29,30にけいはんなオープンイノベーションセンターで行われたMakerFaireKyoto2023に出展しました。出展したものは、6軸パラレルリンクのHEXAプリンタと、トラニオンに魔改造したkp3s5xです。

 二日間とも絶え間なくお客様にお越しいただきました。ありがとうございます。

HEXAのモータブラケットが折れていた!

 HEXA3号機目で大型化したため、宅急便の運送サイズが限界の200サイズになりました。しかも、緩衝材をいれていない状態でです。そのため、外側に箱を直接隙間なくつけただけの梱包でした。
 そのせいで、当然のごとく破損していました。破損した箇所はモータブラケットが最初は2つ、途中で気が付いたら最後の1つもおかしかったです。もしかしたら最初から全部壊れていた可能性もあります。
 壊れていたことに気が付いたときに、近くにあったホームセンターで薄板の木の破材を買ってきて、モータを動かないように固定しました。幸い、設計としてモータをアルミプレートに押し付けるようにしていたため、モータの下に板を差し込んで、アルミプレートに強引に押し付けることで、ちゃんとベルトテンションがかかりました。実は二日間壊れたまま動かし続けました。
 なお、twitterで折れていたことをツイートしたら、急遽印刷して部品を持ってきていただいたりもしました。ありがとうございます。これが3Dプリンタの力ですね!

kp3s5xのC軸シャフトがねじ切れた!

 1日目の終盤、急にkp3s5xがB軸の原点復帰をしなくなったと思ったら、C軸のプーリが下側に落ちていて、引っ掛かっていたためでした。気が付いたら、C軸のシャフトがねじぎれており、プーリが脱落していました。
 たまたま隣のブースのprusaさんと話していたら、kp3s5xの話になって、壊れちゃったんですよね。って言ったら、次の印刷モデルにするよ、って言っていただき印刷してもらえました。ありがとうございます!非常に助かりました!
 1日目の終了後、組立ようとしたのですが、プーリの内径がやや小さく(これはプーリが悪い)シャフトに入りませんでした。仕方がないので今日は修理を諦めるかって思っていたら、退場時間になってましたのでどちらにしろ無理でした。
 2日目の朝からシャフトを紙やすりでやすって少し細くし、組み立てて簡単な調整だけして、開場ちょっと前に動かし始めました。無事、その後も動き続けてくれました。これが3Dプリンタの力ですね(2度目)! 

総評

 二日間とも始終お客さんが絶えなく、忙しくさせていただけました。有難い話です。
 3Dプリンタわかっている人からはよくどうやってGコード作っているの?という質問を受けました。その回答で「頭の中でこう動かせばいいんだよね、って数式を思い浮かべてソフト処理で吐き出してます。」と答えていると、変態すぎる、って感じの有難い反応がよく帰ってきました。本当に早くスライサーを作りたいものです。
 3Dプリンタわかってない人からは、普通とどう違うのかを理解いただき、中空で印刷することが凄いことだと説明してました。
 結構お子さんも多く興味を持っていただきました。時折、親御さんよりわかっているお子さんがいて、何をしているのか理解して親に説明してて凄いなって素直に感心してました。
 二日間非常に楽しく有意義な時間を過ごせました。次のMakerFaireTokyo2023にも出展したいと考えておりますので、また東京でお会いしましょう。

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