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SaaS上場企業ARRランキング 2020/07

(お知らせ)
「企業データが使えるノート」は2020/11/20より有料継続マガジンの提供を開始しました。本記事はβ版の過去の無償開放記事となります。最新のアップデートやデータの取得に関しては、こちらをご覧ください!

企業データが使えるノートでは、SaaS企業のKPIをデータベース化し、公開しています。

以下ファイルはSaaS事業を有する上場企業を対象に、決算説明会資料の中で公表されているARRやChurn等のSaaS KPIを集約したデータです。

上記ファイル中のARRを基にランキングを下記表にまとめております。

順位自体は頻繁に変わるものではありませんが、決算期が各社により異なるため、毎月最新のデータを更新し月末にアップデートをしていきます。

なお、ARRの集計にあたっては、可能な限り算出前提が同一となるよう、以下基準を設けて数値を取りまとめています。

ARRの集計について

[ 採用数値 ]
・ 開示ARR・MRRがある場合はその数値を採用
・ 公表期末MRR(月次売上)×12がベースとなる
・ MRRの公表がない場合、直近四半期単体売上×4にてみなしARRとする

[ 対象資料 ]

・ 決算説明資料 / 決算短信
・ 適時開示のよる月次売上公表資料
・ リカーリングレベニュー以外の売上高は可能な限り除外

* 対象資料のURLリンクは全てExcel内に参照先があります。原本を確認される場合はそちらよりご覧ください。

上場企業 ARRランキング 結果 2020/07

オーラス

当月決算開示に関するコメント

7月はSansanやマネーフォワードの決算発表に加え、クラウドサインで注目の弁護士ドットコム、ウォンテッドリーの開示がありました。

Sansanは、Eightの売上を含むとARR160億円を超える水準となり、同様の成長率を続けた場合、来年にはARR200億円が見えてきました。

マネーフォワードは、Businessセグメントベースで当四半期82.3%の成長率となっていますが、これは、スマートキャンプの買収影響によるかさ上げが影響しています。前年と同様の条件での成長率を出した場合は40%程度となります。

ウォンテッドリーは、30.1億円換算のARRとなりSaaS上場企業の中では唯一のマイナス成長を記録しています。新型コロナウイルス影響による採用抑制の影響をもろに受けており、SaaS領域の中でもとりわけネガティブインパクトが強いことが伺えます。

弁護士ドットコムは、今回の決算から開示セグメントを「広告その他サービス」から、「クラウドサイン」へ変更を行いました。そのため、クラウドサインのピュアなARRも見えており、10.5億円、113%成長という数値が明らかになりました。

8月初旬より3月決算企業の第1四半期開示が行われ、4-6月における新型コロナウイルスの影響が明らかになります。

SaaS企業の決算情報総まとめを8月半ばにリリースしますので、またぜひご覧ください。

以上です。

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