【全文公開】SHE BEFORE AFTER AWARD2022 エントリーNo.５ 小澤あゆみ
2022年4月16日に行った人生のプレゼンテーション。
SHE BEFORE AFTER AWARD 2022 Final Stageラストに登壇した私の原稿をここに置いておきます。
次の、誰かの一歩に繋がりますように。
ここに来るまで、本当に、長かった。
初めて参加したSHEアワードでは、会場の片隅から登壇者を眺めて
「結局、会社員で副業禁止の私には関係ないことだ」って、そう思っていました。
でも、そんな私が今夜、「道はつくれる」という話をしたいと思います。
小澤あゆみです。
SNSでは「いっぽ」と名乗っています。
新卒から同じ会社に勤めて丸10年。
キャリアを重ねていますが、今もまだ、平社員です。
昨年は「スキルアップのための休職制度」を活用し、地元浜松でブランディングサポートの仕事をしていました。
BEFORE AFTER AWARDに参加している私ですが、キャリアの面では変化していません。
今も、同じ会社、同じ部署、そして同じお給料で働いています。
でも、以前とは、
中身が、マインドもスタンスも全く異なります。
ありたい姿、やりたいことを徹底的に考え、休職の決断をした自分への信頼がある。
この1年、積み上げてきた実績がある。
どんな私でも受け入れ、全力で応援してくれる同志・仲間・恩師がいる。
だから私は、これからどんなことがあったとしても生きていける。
そう、確信しています。
突然ですがみなさん・・・
子供の頃、こんな遊びをしたこと、ないですか？
横断歩道の白いところだけを飛び移って、はみ出したらダメだっていう遊びです。
「黒いところは地獄だー！」なんて、勝手にルールをつくって、遊んでいたのではないでしょうか。
以前の私は、この遊びのように「白いところ」しか歩けないって思っていました。
周りの大人たちがなんとなく、白い上を歩いていたように見えたから・・・そういうものだと思って一生懸命白いところに行こうと、自分を動かしていました。
社会の一員として
会社の一員として
部署の一員として
チームの一員として
「白いところからはみ出ちゃダメだ」と自分を抑え込んで、やりたいことより、やらねばならないこと、やった方がいいことにたくさんの時間と労力を費やしてきました。
目に見えない何かを背負って、一生懸命頑張っている人。多いんじゃないかなって思います。
ここで当時の私をご紹介しましょう。
一生懸命生きているけど、なぜだかうまく行かない・・・かといって、環境を変える勇気はない。
会社でやり残したことがあるような気もするし、
辞めるほどの不満もない。
だけど、「昇格したいのか」と問われるとわからない・・・
帰省するたび年老いていく家族を見て胸を痛め、私は本当にこのままここにいていいのだろうか・・・と、自問自答する日々でした。
そんなある日、SHElikesと出会います。
「平成最後の4ヶ月、なりたかった私になろう」
母がくれた「なりたい自分になってもいいんだよ」という言葉があったから、今の会社を志すことができた私。
SHEのコピーと母の言葉が重なって、迷わず入会を決めました。
今から3年前、2019年春のことでした。
入会してすぐ、運命の出会いを果たします。
「ブランディングコース」受講生募集
お知らせを見ただけで体温が急に上がったのを覚えています。
資本主義社会で軽視されがちな「感情」や「想い」を大切にしたい私にとって、作り手のやりたいこと・想いを大切にしながら、形にしていくブランディングは、まさに救いでした。
たった3回の講座でしたが「いつか、これを仕事にしたい」と憧れるようになりました。
それから私は、ブランディングに関する本を読み漁り、頼まれてもいないのにSHEの仲間に布教したり、同僚にアウトプットしたりと（ブランディングを）続けていました。
時は流れ、2020年5月。
ステイホーム期間中、SHEの特別イベント「ライフログ講座」を受講。
人生を振り返るなかで見失いかけていた“本来の私らしさ”を思い出すことができました。
そう、白いところしか歩けないって、思い込む前の“私”です。
夢中が最強だと知っているから、心が躍ることを選び取り、可能性を信じて走り出すことができる。
どんなことに対してもいい面を見つけるのが得意で、感情や想いを大切に取り扱うことができる・・・これが、本来の私でした。
自分の核に触れた時、迷いは消えました。
SHEコミュニティを飛び出し、NewSchoolへ。
ブランド・ストラテジープロジェクト1期生として3ヶ月徹底的に学びました。
「もっとブランディングの実績を積みたい！」と願っていたころ、会社では新たに「スキルアップのための休職制度」の導入が決定。
ここから私は本格的に、自分の道をつくり始めました。
すぐに上司と掛け合い、2年間コツコツ学んできたこと。
社外でも実績を積んでみたいこと。
そして、これからの会社にとってブランディングは必ず役に立つ分野であること・・・溢れる想いを伝えました。
本業では、重く、ハードなプロジェクトをチーム一丸となって遂行しながら、裏では1年間の休職に向け交渉をしたり、ブランディングを仕事にするためNewSchoolのコンペティションにも挑戦しました。
諦めの悪い私は、どれだけ仕事で遅くなろうが、隙間時間に企画したり、週末に戦略を考えたりとブランディングを決して諦めませんでした。
そうして掴んだ最優秀賞受賞。
これを機に、本格的にブランド・ストラテジストの道を、歩みはじめました。
みんなから「いってらっしゃい！」と送り出してもらい、地元へ帰ってきた私。家族と暮らし、たくさんの心躍る出会いに恵まれました。
心からのやりたいことを優先していたら、いつの間にか、白いところを大きくはみ出していました。
あんなに怖かった「白いところ」以外にも、ちゃんと地面はあったんです。
私は、迷わず飛び込み、道をつくれる人になりました。
道をつくる方法は、簡単（シンプル）です。
「宣言」し「行動」する。これだけです。
やりたいことが今ない人も、行動し始めたら何か見つかるかもしれません。
さて、1年間外で大暴れして会社に戻ってきた私ですが、この選択に対していろんな方によく驚かれます。笑
会社に復帰してからも「あのまま辞めちゃうかと思ったよ」って、何度言われたかわかりません。
私が会社に戻った理由、
それは・・・
心からの叶えたい夢が見つかったから・・・この一言に尽きます。
実は、私は、少し前まで自分の可能性を信じきれていませんでした。
人の可能性は、心から信じきっているのに・・・です。
私は「この大好きな会社を、もっともっとよくしていきたい」本心ではそう思っているのに・・・始める前から「会社での昇格」を諦めていました。
だから、今日ここで宣言します。
私が見つけた、心から叶えたい夢。
それは、
「私の勤める会社を、世界で一番、幸せな職場にすること」です。
社外からはもちろん、社内からも「最高な会社だね！」ってみんなが言う世界を見てみたい。
これをやらなきゃ、きっと私は後悔する・・・
そう思える、心からのやりたいことです。
いつか、ブランディング専門部署をつくり、その部署を中心に会社をどんどん良くしていく・・・その火種に私がなります。
今、このプレゼンを見守ってくれている、心から尊敬してやまない同期と一緒に偉くなりたい。
今はまだ平社員だし、どうやったら偉くなれるかなんてわかりません。
でも今までだって、どうやったら叶えられるかわからない「夢」も、果てしなく遠いところにある「憧れ」も、ぜんぶ叶えてきたから。
夢見ることを恐れず宣言をして、道が見えなくても飛び込み、その道のりで力をつけて、仲間を見つけ、いつの日か必ず・・・叶えてみせます。
今日がその、スタート地点です。
みなさん、やりたいこと、今ありますか？
もし、見つかっていなかったら私と一緒に考えましょう。
あなたが、あなたの可能性を信じきれないのであれば、私が可能性を100倍信じます！！！！
道はつくれる。絶対にできる。
だからどうか、始める前から諦めないでください。
道のつくり方がわからなければ、私がいます。
私は、あなたが進みたい道を、一緒に考え・見つけ・つくることができるブランド・ストラテジストです。
ご静聴、ありがとうございました。
（時間があれば言いたいと思って手元に用意していたメモ）
最後に・・・
今日ここに立った5人全員に共通しているのは「そこに道は見えなくても踏み出したはじめの一歩があったこと」だと思います。
あなたにはあなたのタイミングで踏み出す一歩がある。
踏み出してみたら、奈々さんや私のように一心不乱に取り組める・夢中になれる「好き」が見つかるかもしれない。その先にあなただけの夢が見つかるかもしれない。
はっちさんのように、ありのままの自分を受け入れてくれる仲間と出会えるかもしれない。
勇気を持って宣言することで、姫ちゃんのように自分を奮い立たせることができるかもしれない。
諦めずに行動し続けることで、ちかちゃんのように大切な人と一緒に変わることができるかもしれない。
伝えたいこと（背骨）：
道はつくれる。
＜骨子＞
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【起】背景や事前情報：
前々回のBAAで自分は関係ないと思っていた私がこれから話をする
【承】本題の導入（BEFORE）：
一生懸命白いところだけを歩こうとしていた（そんな決まりないのに！）
【転】できごとや展開：
黒いところに足を踏み入れた！→道はつくれる
【宣言】見つかった本当の夢（私がこれからやりたいこと）
【結】道はつくれる！！！！
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動画はこちらからご覧いただけます。
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