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備忘録49 『市子』という映画

これ何で知ったんだっけな〜。。
ただ、タイトルと杉咲花が主演のやつで、ポスターが印象的だったので、よく覚えていた。

アマプラに出ているということで、久しぶりに一人で映画を。まだ木曜日だけれども。結論から言いますと、かなり好きな映画。

*ネタバレだよ

まずこの映画の印象的な点は、2点ある。

①「市子」が何故か、どうしても、魅力的に見えてしまう
②若葉竜也、結婚してくれ

まず①の市子の謎の魅力についてだけど、これは杉咲花の配役にも相当理由があるんじゃないかと推測。

大前提私は杉咲花がめちゃくちゃ好きなわけであるが、彼女はいつも暖色を纏ってニコニコ〜ってしてる役が多い。気がする。

だけど今回は、全体的に燻んでて、服装も黒を基調とした暗い印象を与える役だった。

まぁそりゃ、物語を見てったらそうなんだけど。
当たり前なんだけど!

いかにも幸薄そうだし、勿論、アイドル的存在で描かれてるわけでもない。

ただ、若葉竜也(役名なんだっけ…)や北くん、宗介、一時期の梢ちゃん、キキちゃんなど、他人にを魅了してしまうような
市子には「何か」があったわけだ。

彼女は言ってしまえば、悲しいという一言では済まされない壮絶な過去を抱いているし、まぁ犯罪者でもある。

それを知ってもなお、人は市子を愛していた。(一部受け止めきれない人もいたが)

私は杉咲花バイアスがあるから、もちろん市子にいい印象を持っているわけだが。

市子には常に強い味方がいて、その魅力って果たして何処にあるのか、私にはピンと来なかった。

これってなんなんだろうな〜北くんとかバカじゃねーのって思ったけど。。
多分だけど、市子の不安定さっていうのが分かる人には分かるんだよな
それを知りたい・助けたい・一緒にいたい と思う人たちだったんだろうな。
ツンってしたら壊れちゃいそうな感じしてたしな。特に高校生の頃。

何を秘めているか分からない市子は、なんとなく魅力的に見えてしまうという。アレ。人間の心理。

でも人生でこういう味方が居るのって、気づかないもんだけど、人にとって大きい安心感を与えるし、だから市子も「市子」として人生を送ろうとしたんだろうな。

それにしても、北が死んだ?のだけが、、、腑に落ちない、、、
北は最後まで市子のヒーローでいたかったのか?馬鹿野郎。。。

あと、関係ないけど北が軽んじられている対比がすごく切なかったね。
ずっと市子って北に矢印向いてないんだよね。悲しいことに。
奴はずっと利用されており。悲しい世界だ。

はい、②ね
若葉竜也、結婚してくんねーかな。

北に「会ってどうするんだよ!」って聞かれた時、「とりあえず抱きしめたい」と言ってて、コイツー となる。

裏返ったセミを助け、懐かれ、コイツー となる。

本物のハンターは、動物に好かれますからね

若葉竜也マジでずっと良い役やってる。
見るたび好きになる。

そりゃ市子も好きになるよねえ。幸せだったよね。ってなりました。

はい、というわけで、『市子』感想でした。
自己投影するわけでもなく、ただ役者の演技力に圧倒された映画です。

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