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せどり調達戦略に関する考察

データサイエンスを駆使して独立開業を目指す、エリートサラリーマンせどらーのエリサラです。こちらのアカウントでは服飾せどりやEC、古着販売に関心のある方向けに私自身が服飾商品のせどり販売を行う上での気付き・考察を発信をしていきます。

私は現在副業として、海外からファッション用品を輸入し国内の二次流通サイトで販売しています。

今回は、せどりを行う上で最も重要となる調達戦略に関する考察を行います。

せどりの調達戦略は大きく分けて二種類

せどりの調達戦略は大きく分けて二種類あります。

一つは正規の小売店から国内外価格差やセール等を利用して安く調達し二次流通市場で販売する方法。

二つ目は二次流通市場から調達し、同じく二次流通市場で販売する方法です。

一つ目の正規小売店から調達する方法については、基本的に信頼できる調達先から新品の商品を仕入れることができるため、仕入れ後に販売する際のリスク(商品の状態が思ったより悪くて高く売れない、商品が偽物だった等)が小さくなります。

一方で調達先に関する情報・アクセスさえあれば誰でも調達できてしまうため、安く仕入れるための情報力や調達にかける手間を、転売することによって収益に変えていると考えられます。仕入れに関する情報はすぐに陳腐化してしまうため、常に新しい情報を探し続けること、調達の手間をかけ続けることで初めて持続して収益をあげることが可能になります。

二つ目の二次流通市場から仕入れる方法については、二次流通市場が膨らみ続けていることから、今後も持続的に調達できる物量が確保されると考えられます。

一方で、CtoCのオークションサイト等を利用する場合、偽物の商品をつかまされたり、商品の状態が想定よりも悪かった等の理由で、仕入れ後に販売する際のリスクは高くなります。こうした特徴から、二次流通から調達する方法は、調達時のリスクを収益に変えているとも考えられます。

私は現在二つ目の二次流通市場から服飾商品を調達する方法でせどりを行っており、この方法についてさらに詳しく考察を行います。

二次流通市場における調達戦略

前述の通り、二次流通市場から調達する場合の収益源は「調達する際のリスク」だと考えられます。特に、実際に商品を見ることができないネットの二次流通市場から調達するリスクは高く、価格もリスクを織り込んでいるためか正規店や物理店舗に比べかなり安く取引されます。

こうした商品を上手に安く調達し、リスクを落とした形で高く販売することができれば、大きな販売収益を得ることができます。一方で、何の戦略もなく調達を行っていてはリスクをそのまま受ける形になり稼ぐことはできません。

ここではリスクを下げつつ効率的に調達する考え方について代表して4つご紹介します。

①商品知識でリスクを下げる

最も基本的な考え方です。自身が詳しい商品を取り扱うことで、詳しくない人に比べリスクを下げることができます。または、商品について調達前にしっかりと調べる、販売元に詳しく問い合わせる等によりリスクを下げることが可能です。

販売時に購入者が気にする点や真贋の判別箇所等、商品によって気を付けるべきポイントがあるため、ノウハウとして持っておくと効率的に低リスクで調達をすることが可能です。

②販売者でリスクを下げる

二次流通市場では個人とリサイクルショップ等の法人がそれぞれ取引を行っています。また購入者のレビュー機能があり、販売者の過去の取引の評価を見ることができるようになっています。当たり前のことですが、調達先としての信頼度は法人>個人、高評価>低評価です。

法人と個人の違いについては、法人として名を出して取引している場合、実体を持った相手と取引していることとなるため何かあった際に逃げられるというリスクが小さくなります。高評価の販売者はそのサイトでビジネスを行っている可能性が高く、評価を下げるとビジネスに影響がでるため、評価を守りにくる可能性が高いです。そのため相手の瑕疵で商品が想定と違った際に、交渉すると返金等の対応を得られる場合が多いです。

また効率という点では、いくつかの優良販売者を見つけ、その販売者から購入するようにすることで毎回の調達に必要なリサーチの手間を削減することができます。

③分散によりリスクを下げる

二次流通品を購入するのはリスクが高いというのは少数の商品を購入する一般消費者の話で、大量に取引を行うとリスクをある程度安定化できるようになります。また、調達先を複数に分散させたり、特製の異なる商品を織り交ぜる等することで分散効果が働き、さらに安定してリスクを抑えることができます。

こうしてリスクを下げて調達した商品を販売することが、せどりを行う中間業者としての提供価値とも考えられます。

④リスクを織り込んだ利益水準を設定する

上記のような対策を行ってもリスクが0になるわけではありません。そのため、最後はリスクを織り込んだ価格水準で調達・販売を行うことで利益を安定させます。これは言い換えると、想定と異なる商品を調達し見込み販売価格で売れない等の事案が発生した場合にも、他の販売利益で十分吸収できるキャッシュフローにしておくという事です。

当然、調達価格を下げるほどリスクに対する裕度は上がりますが、調達可能な商品は減ってしまうため、ビジネス全体で収益が最大化する調達価格水準を知っておく必要があります。

私はこの価格水準について、過去の調達価格、販売価格、リスクをデータ化して分析することで最適化しています。

将来的に様々なデータが蓄積され、インサイトを引き出せるようになった際には皆さんに情報としてご提供しようかと考えていますので、是非フォロー頂き引き続きご覧いただければ幸いです。

※Twitterでは日々の販売状況や月次の取引実績などを公開していきます。

https://twitter.com/Om4H4SHsF15vFg8

今回の記事のまとめ

調達戦略は主に二種類

1.正規小売店から調達する方法

調達先に対する情報力・アクセス・調達の手間を収益化する。情報は陳腐化するため、常に新しい情報と調達の手間をかけ続ける必要がある。

2.二次流通市場から調達する方法

調達時のリスクを収益化する。二次流通市場は膨らみ続けており、今後も持続的な調達ができる。リスクを下げる戦略を持つことが必要。

二次流通調達でリスクを下げる考え方4つ

①商品知識でリスクを下げる

商品の調査・確認をしっかりと行う。

②販売者でリスクを下げる

低リスクの販売者を見極め、そこから仕入れるようにする。

③分散によりリスクを下げる

物量と商品種類でリスクを安定化する。

④リスクを織り込んだ利益水準を設定する

リスクを織り込んだ調達価格水準を設定することで、安定して収益をあげる。



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