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最近ハマってるリバーブテクニック

『リバーブはSend』『リバーブはSend』『リバーブはSend』『リバーブはSend』『リバーブはSend』『リバーブはSend』

皆さんお久しぶりです。エジナです。
皆さんリバーブはセンドリターンって呪文のように覚えていませんか?
もちろんセンドリターンも便利な機能で、リバーブを使いまわしたいときには最適解だと思います。

ただ、今回紹介するテクニックは、センドリターンの機能は使用しません。海外のEDM作曲家がよくやっているテクニックのようで、まだこの界隈でボーカルにこのテクニックを使っている人が、そんなにいない気がしたのでご紹介します。

①ボーカルトラックを複製する

まずはリバーブをかけたいボーカルトラックを複製してください。

②複製したトラックに、リバーブをインサートしてWET100%に設定する

リバーブはセンドではなく、インサートで必ずかけてください。

③リバーブの長さ、広さをざっくり調整する

リバーブはお好みで適当に調整していただいて結構です。

④複製したトラックのボリュームを下げて、ボーカルトラックの邪魔にならない程度に馴染ませる

上記で複製したままだと、明らかにリバーブが強すぎると思うので、ボリュームを調整してください。

このやり方だと、サビ前に一瞬だけリバーブを思い切りかけたい時や、オーバー目にCメロなどにリバーブをかけたい時にとても重宝します。
まず、ボーカルとは別トラックでリバーブの処理を行っているので、ボーカル自体の音の輪郭は鮮明なままなのがいいところです。
ですので、オーバー目にリバーブをかけたとしても、ボーカル自体の力強さは残っているはずです。

また、サビ前などでお洒落なトランジションを作りたい時でもこの方法はとても有効的です。

1:08のボーカルの加工は、上記のテクニックと全く同じことをしています。
かなりテールの長いリバーブをかけて、サビ前で思い切りオートメーションでリバーブのボリュームを上げて、急に下げます。

ここまで派手に思い切りリバーブをかけていても、ボーカルはしっかりと聞こえていると思います。
どうやら、声ネタをよく扱うEDM作家の方達は、リバーブのかけ方はこっちの方がベターなようですね。

僕が大好きな上の動画のNew Rulesを手掛けた、Ian Kirkpartrick本人がなんと解説動画を出してくださっているので、こちらに関しては全員必ず見たほうがいいです。
正直お金払ってでも見たいくらいのレベルでした。


ボーカルのリバーブに関しての解説は8:24辺りからあると思います。

この人の解説では、既にリバーブを強めにかけたものを1回書き出してから、オートメーションでボリュームの上げ下げをしていますが、上記の自分のやり方の方が後でリバーブの微調整ができるため、トラック数が膨大でパソコンがしんどいとかではない限り、トラック複製のやり方がいいかと思います。

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