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ミキシングをワンランク上げるテクニック

お久しぶりのnoteになります。
サボっていたという訳ではなく、身内に不幸があって帰省していたりで、ここ最近非常にバタバタしていました。
しかもこの前の地震のせいで、愛用していたMacbookProの画面がパキッと割れるし、踏んだり蹴ったりです...。

ただ、何でもそうですがやっぱり続けることが1番大事だと思うので、隙間時間にコツコツとnoteの方も更新して、技術共有していけたらなと思いますので今後とも皆様よろしくです!

必要なのはメリハリです

さっそく表題の件、『ミキシングをワンランク上げるテクニック』ですが、ズバリそれに必要なのは『メリハリ』です。

今から書くことは、テクニックというよりも理屈的な内容ですが、曲というのはだいたい3〜4分くらいが一般的かと思います。
では自分の好きな曲を今から1曲聴いてみてください。

...

どうでしょうか。1曲の途中で退屈になりましたか?
(退屈になりましたと答えられると困るんですが笑)
もし最後まで聞くことができたとしたら、それは曲自体の素晴らしいメロディや構成、歌声だったりが要因でもあるんですが、ボーカルの変化が要因にもなっているんですね。

メリハリはリバーブで差をつけろ

ではどういう変化か。
よく使われる手法としては、サビの前でボーカルのリバーブを急に切ったり、逆に上げたり、ボリューム自体を上げたりすることが多いです。

この変化は、サビへの期待感や構成のメリハリになります。
参考曲を貼っておくので聴いてみてください。

この曲は0:22〜Bメロが始まります。
Bメロは割と深めでロングなリバーブをかけているように聞こえますが、サビ前の0:33で急にリバーブの種類が変わります。
こうすることでサビの入りがかなり印象的になります。

このサビ前のメリハリがなかった場合、Bメロからサビまでが流れるように繋がってしまい、だらだらと聞き流してしまうかもしれません。

リバーブを制するものはボーカルミックスを制する

ミキシングよくわからないから教えて!!という人には大体こういう風に伝えています。
リバーブを巧みに使いこなせるようになると、曲全体の完成度や変化の付け方がプロに近づくと思います。

派手な加工やイコライジングに耳を傾けがちですが、実際のところはリバーブの変化こそが曲の完成度を決定付けるのだと思っています。

リバーブのかけている量を途中で変更するには、『オートメーション』という機能を使います。
これに関してはDAWによって使い方が違うのと、Youtubeで沢山まとめられているので探してみてください。
かなり世に溢れている情報だと思うので、こちらの記事では割愛させていただきます。

リファレンスを常に確保しておくことが重要

リバーブの変化に関しては、ロック、EDM、HIPHOP、R&Bなどの各ジャンルによってある程度パターンが決まっていたりすることもあるので、常にリファレンスできそうな楽曲をストックしておくことが大切です。

なので「この曲なんか気持ちいいな...」と感じた時は、まずリバーブを意識して聴いてみるといいと思います。
そこで使われているリバーブの変化を、自分のミキシングで応用してみるだけでもクオリティアップに繋がると思います。

色々なジャンルの中でも、特にわかりやすくリバーブが変化しているのが
K-POPです。

K-POPはボーカルに対する色付けが、他のジャンルと比べてかなり濃いと思っています。
1曲の中で何回変化するんだよ...となってしまうくらいです。
だからこそ最初に聴いた時のインパクトだったり、派手さが目立つんだと思います。

最後に、リバーブの変化が美しい楽曲を何個か紹介して、今回は終わりとさせて頂きます。それではまた!


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