モニターヘッドフォン何買えば良いの問題

お久しぶりです!エジナです。
最近、note見てますと言ってもらえることが多くて嬉しいです。
『初心者でもわかりやすい言い回しですぐ実践できる内容だから助かる』みたいな感じで言ってもらえていて、まさにnote初めた理由がこれだったので、今後の励みになります。ありがとうございます。

ということで、今回はプラグインではなく、少し視点を変えて機材の話をしようと思います。

初心者がMIXで最も重要な機材は、ヘッドフォンである

MIXで必要な機材は色々あります。
・パソコン
・DAW(CubaseとかLogicのような音楽制作のソフト)
・プラグイン(上のソフトに追加で入れられるプログラム)
・モニタースピーカー
・ヘッドフォン
・オーディオインターフェース

その中でも、特に重要だと思っているのが
・モニタースピーカー
・モニターヘッドフォン

さらにもう少し絞ります。その中で1番重要なものは
・モニターヘッドフォン

です。

よくネットの記事で、MIXはスピーカーでした方がいい!!と殴り書きしているものもありますが、モニタースピーカーが真の威力を発揮するのは、適切な配置で、かつ大きなボリュームが出せる環境でのみだけです。(もうスタジオくらいしかないのでは...)

ヘッドフォンだったらどうでしょう。
爆音で聴いても、微かな音漏れがする程度で、スピーカーのように配置を気にする必要もないので、セッティングも楽チンで知識いらず。
よって初心者には、モニターヘッドフォンがダントツオススメです。

なぜヘッドフォンが大切なのか

そもそも良いミックスとはなんなのか、という話から入るのですが、それはズバリ、『良い音かどうか』です。

確かに、ボーカルのイコライジングで100khz以下は削るだったり、コンプレッサーの設定だったり、先任たちがまとめてくれた様々な知識で解決できる部分もありますが、最終的に聞くのはMIXしているあなたではなく、そこらへんにいる一般人の人たちです。

その人たちが『なんか気持ちいい!』だったり、『すごいかっこいい!』だったり感じているものは全て音の話であって、知識に関して感動している訳ではありません。

今自分が作っている音が、果たしてかっこいい音なのか、いい音なのか...。
それを判断するための唯一の道具がモニターヘッドフォンなのです。1番大事と言っても過言ではないと思います。

初心者にオススメのヘッドフォンは密閉型

初心者にオススメなヘッドフォン、それはズバリ...!

密閉型で、フラットな音質のヘッドフォンです。

まずヘッドフォンには開放型密閉型という2種類が存在します。
が、難しい話はしません。割愛しまくります。
言葉通り、開放型は開放された音になっていて、密閉型は密閉された音になっています。

もっと掘り下げると、開放型はスピーカーで聴いているような感覚で音楽を聞くことができます。音の広がりであったり、空間やバランスを聞き分けるにはとても良いヘッドフォンです。
ただし、音漏れがハンパないのと、音量が小さく聞こえがちです。

次に密閉型は、よく皆さんが目にするヘッドフォンです。音漏れが少なく、音自体が耳の近くで鳴っているような感じがします。
密閉型は空間やバランスよりも、音1つ1つの調整作業に向いていると思います。耳から近く鳴っている分、イコライジングもやりやすいです。
そして、音漏れが少ないのと、音量が大きく聞こえがちです。

自分の耳にあったヘッドフォンを選ぶのが1番ですが、作業のしやすさでいうと、初心者には音量が大きく、耳から近い分細かな音が聞き分けられる密閉型の方がオススメだと思いました。

予算1万円台の人にオススメのヘッドフォン

通称青帯と呼ばれているヘッドフォン。若干ハイが強めに出る傾向がありますが、その癖もしばらく使っているとすぐ慣れます。
また、紹介した3機種の中で1番耳までの距離が近いです。
これは、イヤーパッドがかなり薄めだということが影響してそうです。
先ほども説明しましたが、耳から近いということはイコライジングなどの作業がとてもやりやすいです。
そして何と言ってもこの値段。初心者には断然オススメです。

予算2万円台の人にオススメのヘッドフォン

こちらはYAMAHAから出ているヘッドフォンで、3機種の中で1番癖が少ないヘッドフォンだと個人的には感じました。
だからこそ、様々なエンジニアやプロからも愛されている機種なのでは。
モニターヘッドフォンで癖が少ないということは、1つの魅力です。
ヘッドフォンのつけ心地が1番優しかったのもこのMT8でした。
長時間着用しても疲れにくいのではないでしょうか。
とにかく無難に、間違いない買い物がしたい方には向いている機種です。

予算3万円台の人にオススメのヘッドフォン

こちらは、3機種の中で1番最近発売されたモデルで、なんとハイレゾ対応です。最近ではApple musicがハイレゾに対応することを発表したみたいなので、ますますハイレゾ対応のヘッドフォン需要が高まりそうです。
MT8よりも耳の近くで鳴っている印象で、イコライジングの作業がやりやすそうなことと、高域から低域までしっかり出ていることから、自分の耳にはこのヘッドフォンが1番合っていました。
しっかりと音を聞き取りたい方、ハイレゾにも対応していきたい方はこの機種がオススメです。


終わりに

実際は自分の耳で聴いて、何が好みか判断するのが1番早いと思いますし、良い買い物になると思います。
なので、近くにヘッドフォン専門店や、大きな家電量販店がある方は、一度試聴しに行くことをオススメします。

そして、購入後にすぐそのヘッドフォンでMIXをするのはやめましょう。
まず1週間程度は色々な曲を聴いてみてください。

新しいヘッドフォンの特徴や癖を掴んでから作業を進めていかないと、他のイヤフォンやスピーカーで聴いた時に、音が崩壊する現象が起こるので、そこだけは気をつけてくださいね。

それではまた!

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