僕のMIXの仕事について

ミキシングで依頼のご連絡をいただくことが多く、とても嬉しいです。いつもありがとうございます!

今回ですが、依頼していただく際に注意して欲しいことや、自分が行っている仕事を少しご紹介できればと思っています。
今後の依頼の参考にしていただけると幸いです。

通常のボーカルMIX

ほとんどのエンジニアが行っている内容と同じものです。
依頼いただいた楽曲のボーカルMIXを行います。基本的にボーカルはもらったものをそのまま使用します。
その上でピッチの補正、リズムの補正を行い、ハモリの作成が必要な場合は作成も行います。
クオリティをこだわるようであれば、ハモリは必ず2本歌っていただいた方がいいです。
完璧な音源に仕上げたい方はハモリ2本、オクターブなども2本ずつ録音いただけると綺麗に仕上げられるかと思います。

ディレクションから参加し、MIXまで行う

オリジナル楽曲ではこのパターンが多いですが、カバーでもよりクオリティにこだわりたい方はこちらでディレクションまで任せていただけると最高のものが出来上がると思います。

具体的な内容としては

・ボーカル全体の構成を考える
・ハモリパートの指示
・ボーカルの録音本数の指示
・ボーカルの歌い方の提案

僕がオリジナル楽曲などのボーカルのミキシングを行う際は、ほぼ必ずここから参加することが多いです。
まずインストを聴き込んで、どこにどのタイミングでハモリパートを入れるか、メインボーカルを2本録ってダブリングするかなど、展開や構成を意識してミキシング後の完成イメージを思い描きながら提案します。

近年流行っている曲は、インストで構成を作るというよりも、ボーカルの本数、ハモリ、エフェクトなどで構成を作るパターンが多いです。
逆にインストがいくらハイレベルでも、ボーカルの展開が少なすぎると最後まで聞いてもらえないことが多いです。

この場合、先にリファレンスの曲をお送りしていただいても大丈夫です。
ほぼ全てのご要望にお応えできるかと思います。

ディレクションまで担当した楽曲

デモのインストが送られてきた時点から参加。
サビのメリハリを意識するために、ボーカリストにメインボーカルを2本録ってもらうことと、オクターブ上を1本、ハモリを2本録ってもらうことをお願いしています。
オクターブ下に関しては低すぎるため、自分が歌唱を担当しています。

デモのインストが送られてきた時点から参加。
曲全体の構成を意識して、ハモリパートをどこにいれるかから考えました。
ハモリに関してはこちらは全て2本の録音を依頼しています。

最後に

今の時代、ボーカルのミキシングも、もはや編曲に近い部分まで来ているような気がします。
普段から常に様々なジャンルの曲をキャッチアップするようにしているので、共通意識を持ってお仕事に取り組めるかと思います。
また、以前自分自身がボーカリストをしていたこともあるため、ボーカルの扱い方や歌い方に関しての知識、経験があると思っていて、そこが自分の1番の強みだと思ってます。

インストの力だけではなく、ボーカルの構成まで練って最高の作品を一緒に作りましょう。
余談ですが、最近の韓国のボーカルの構成が凄まじいです。

インストだけで聞くとTrap beatですが、ボーカルだけでここまでメリハリがつけられるのが、近年の楽曲の特徴だと思っています。

カバーだけでなく、オリジナル楽曲に関してもお気軽にお声がけください。

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