【実録ポケカ小噺】「デッキを置く場所マーカー」を大型公式大会で使ってた人がいた

愛知CL2023お疲れ様でした。
僕も今大会に出場していましたがこの記事は今大会のことではなく、「愛知CL2022」と「横浜CK2022」の思い出記事となります。

愛知CL2022で僕は2-2の崖っぷちにいました。負けたら即帰宅の苦しい試合の開始前、その人は僕の通路を挟んだ隣の席でした。
その卓では対戦前に念入りに色んな確認をしていました。コインはダイスでいいか、ダメカンもダイスでいいか、カットの方法などを確認し合っていました。
そこで対戦相手の人が気づきます。プレイマットに置かれているカードはなんですか?と。
通路越しだったので何を言い合っていたかはわかりませんが、彼はデッキを置く場所の目印としてグラブルのカードを置いていたようです。以降彼をグラブルさんと呼ぶこととします。
なぜそんなものを置く必要があるのか一切わかりませんが、グラブルさんは「デッキを置く場所マーカー」を使うことを譲らずにその必要性を説明していました。
対戦相手の方もまあいいか…と折れたようで試合中も「デッキを置く場所マーカー」を使い続けていました。

自分の試合が終わったあとで隣の卓をチラチラ見てました。残り時間も僅かでギスギスしてくる時間です。
グラブルさんはデッキサーチでデッキを手にする度に「デッキを置く場所マーカー」ごとデッキを持ち上げ、「デッキを置く場所マーカー」を所定の位置に戻す、サーチが終われば「デッキを置く場所マーカー」の上にデッキを戻すという行動をせわしなくやっていました。

全試合で「デッキを置く場所マーカー」の意図を説明していたのかなと思うとちょっとおもしろかったです。

時は流れ「横浜CL2022」に参加しました。個人的には「愛知CL2022」以来の大型大会でした。
初戦負けという暗い始まりからの2戦目、グラブルさんはまたも隣の卓にいました。

時は流れ環境は変わる。それでも彼は「デッキを置く場所マーカー」を使い続けていました。
この半年、グラブルさんは対面の相手に毎回「デッキを置く場所マーカー」の必要性を説明していたのでしょう。

今回の教訓「やりやすいと思っているやり方は本当にやりやすいか考えてみよう。」


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