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「親知らず戦記 右下編」―2021/10/24

・親知らず激闘の歴史をここに記したい。


・これは最後の晩餐として食べた牛すき鍋(単品)。



・お昼過ぎ、歯医者に到着。前の患者さんが出てきていて先生と普通に喋っていた。今日は営業日ではないものの口腔外科の先生が来ているらしく親知らずの抜歯に特化した日らしい。ということはこの人も一本抜いてるはず。のにこんな話せてるってことは自分もさっくり終わっちゃったりして……?

・淡い期待を胸に椅子に座る。途中でお腹が痛くならないようにお手洗いは済ませた。体調も万全。行くぜ!

・麻酔をめちゃめちゃ打たれる。麻酔を効かせる間に今日のプランを伺った。歯肉切ってちょっと削って2つに割って取るらしい。あ、意外と難工事だなとここで若干悟る。

・奥歯の感覚がなくなったところで歯肉の切開開始。切られてるはずなのに何も感じなかったのでかがくのちからってすげー!

・そのまま親知らずを破壊しにかかるのですが、


・めっちゃ大変そ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


・思いの外、自分の口が開いてないらしく声がけされたり顔の向きを変えてみたりいろいろした。昔は無理くり顎をカクンってさせればもうちょっと開いたんだけどナ……。あと歯の形がレントゲンで見たより変な形をしていたっぽい。何回も事前に撮ったレントゲンと実物(親知らず)を見比べながら慎重に施術を行ってくださった。

・ただ全然知らない医学用語で先生2人が相談してるとちょっと心がざわざわするな。なんか用意してた器具じゃ取れなかったみたいでわざわざ違う道具を持ってきてえっちらおっちら歯を砕かれたりした。

・マジでマンションの基礎工事かってくらいの振動と音。途中で「パキッていいますよ」って言われて実際にパキッて音が聞こえた時は笑いそうになった。日常生活では絶対にいっちゃいけない音だったな。


・根っこを取るくらいになってやや痛みが出てきたので手を挙げると麻酔を足していただけた。躊躇なくゴンゴン麻酔を打ってくださるし実際楽になるのでこれはいったもん勝ち。ただどこまでが我慢の範疇の痛みなのか見極めが難しかったな。致し方ない痛みとこれはわがまま言っていいだろって痛みの線引きがわからないのでかなり我慢しちゃうタチ。

・4針縫って施術終了。歯の根っこが曲がってて取り辛かったそうです。結局歯は4分割されてた。かなり腫れると思うので1週間〜10日くらいは様子見てくださいとのこと。たしかに30分以上はかかったので難工事だったんだろうな。



・最初は余裕だったんですよ。

・痛み止めももちろん即飲んだし、脱脂綿も止血するまで噛みましたとも。

・麻酔が切れた瞬間、


・いっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっったい!!!!!!!!


・こめかみあたりまで痛かった。痛すぎて何もできない。いてーーーーーーーーー。

・歯医者さんに電話すると、抜歯直後は痛み出るのはしょうがない、ロキソニンもう1錠のんでもいいですよ、患部を冷やしすぎも帰って良くないのでほどほどにね。もしなんかあったら携帯にかけてきてね、と優しく助言いただいた。

・泣いた。やさしさと痛みで。


・1時間ほど寝ると痛みが和らぐ代わりに血が止まんなくなった。口の中に血の塊みたいなのができて1人でにハロウィンがおっぱじまるところだった。止血のためにティッシュ噛むと口の中に残って最悪になることを知っていた(上の親知らずで実証済み)ので、ガーゼを買いに行った。

・いつ何時口から血を吐くか(垂れてくるか)わからないスリルと戦いながら無事購入。そっこーで噛む。結局2時間くらい噛んでようやく止血した。ドライソケットを恐れて過度に触らないように気をつけてはいたが、それが行きすぎて止血を怠った結果まあまあ面倒なことになったので止まらんなと思ったら躊躇なくガーゼを噛もうと心に決めた。



・夕飯はヨーグルトとおかゆ(梅)。

・最近のおかゆってこんなに美味しいんだね…………。

・食後、柔らかい食べ物やガーゼを買い足してもらうなどした。


・とまあいろいろありまして痛みと血が止まった今、こうして日記を書いておるわけであります。

・明日の方が腫れるし痛いらしいんだけどこれ以上腫れるのが信じられない。今だってリスみたいになってるからね?これ以上デカくなったら風船じゃん。痛いのも今日のでこりごりだ………。これ以上痛かったら卒倒する自信がある。

・明日へと続く!

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