見出し画像

音楽の履歴書 〜音楽オタクの原点〜

「#音楽の履歴書」なるハッシュタグにそそられたので、夜更かし覚悟で筆を走らせることにしました!
とはいえ、幼少期から細かく記すと朝までかかりそうなので、「人生の分岐点の音楽」にフォーカスして語ります。

幼少時代

N響アワーを毎週欠かさず視聴する父と、トレンディドラマを楽しむ母との間に生まれたこともあり、音楽は身近すぎる存在でした。だから、「いーまからそいつを〜 これからそいつを〜 なぐりにいこーかぁ〜」などと、ドラマの主題歌を歌詞の意味も理解しないまま、スーパーで口ずさんでいました。恐ろしい3歳児です。

そんなある日のこと、たまたま父と一緒に見ていたN響アワーにて、ベートーヴェンのソナタを弾くピアニストに心を射抜かれたわたしは、

「ピアノを弾いてみたい」

と親に直訴し、4歳からクラシックピアノを習い始めました。これこそが音楽オタクとなった原点です。

小学校時代

自分の意思で始めたクラシックピアノのレッスンですが、ベートーヴェンではなくハノンとバイエルを地道に練習しなければいけない地味な毎日に退屈していました。そんなこんなで「ピアノつまんないし辞めたい」などと悶々としていた頃、考えを一変させる運命的な出会いを果たします。当時ミリオンヒットを飛ばしまくっていた小室哲哉です。

このとき、センターに立つ華原朋美ではなく横でピアノを弾く小室哲哉に目を奪われました。クラシックでは考えられないような、ただただドラマチックでダイナミックな曲調に心を奪われました。そうして、ミーハーだったわたしは、小室哲哉を目標にピアノを頑張ろうと改心したのでした。今思うと単純です(笑)

程なくして、小室哲哉を起点に歌番組を観るようになり、globeや安室奈美恵、鈴木あみなどのTKプロデュースを中心に、浜崎あゆみ、椎名林檎、Every Little Thing、L'Arc〜en〜Ciel、GLAYなど、ヒットチャートをなぞっていました。
あと、当時小学校では「ポケビとブラビどっちが好き?」というテーマでよく盛り上がっていましたが、断然ブラビ派でした。今でも仕事に疲れた日の夜はこの曲を聴きます!ビビアンかわいい!

ちなみに、ミレニアム前後は小学校高学年の頃でした。だがしかし、中学受験の勉強で塾に缶詰になっていた記憶しかなく、何を聴いていたのか覚えていません…。きっと、何も聴いていなかったのでしょう…。

中学時代

中学校で「NHKラジオ英会話を聴く」という宿題があり、ラジオを聴く習慣ができました。そのラジオで、またもや衝撃的な出会いがありました。ACIDMANです。

NHK-FMのミュージックスクエアで流れていたのですが、イントロを聴いた瞬間に

「な、なんだ、このかっこいい音楽は…!」

と、全身に電流が走りました。今まで聴いたどんな音楽よりもベースラインがかっこよくて惹きつけられました。こんな音楽をもっと聴きたいし開拓したいと思い、ロッキンジャパンを読み始めました。程なくして、日本最強のバンドと出会いました。TMGEです。

今でも語り継がれている「伝説の夜」の半年ぐらい前、ミュートマ・ジャパンでこの曲と偶然出会いました。電流どころではない衝撃と興奮で、その日は寝つけなかったことをよく覚えています。あまりにもかっこいいので、「伝説の夜」での一曲もリンクを貼っておきます(笑)

出会って約1年後にTMGEは解散してしまいましたが、今でも「一番好きなバンドは?」と聞かれたら、TMGEと即答するレベルで大好きです。自分の葬式ではドロップを流してほしいと切に願っています。

しかし、女子校だったこともあり、TMGEを好きなクラスメイトは一人もいませんでした。それもあり、当時中学2年のわたしは、「TMGEが評価されないヒットチャートなんてゴミ」などとのたまう厨二病まっしぐらの路線へ。J-POPを「ダサい」と切り捨て、ロキノン系のバンドへと傾倒しました。俗に言うロキノン厨です。

そうして、
ゴイステ、ピロウズ、アジカン、バンプ、スーパーカー、ハイスタ、バンアパ、ハイロウズ、ART-SCHOOL、奥田民生、スガシカオ、東京事変、サンボマスター、トライセラ、グレイプバイン、ゆらゆら帝国などなど、TSUTAYAでCDを借りてはせっせとMDに焼いて通学途中に聴いていました。今でも大好きな音楽ばかりです。

…ここまでで1時間かかってしまいました。
眠くなってきたので、今日はこのあたりでやめておきます。

次回「TSUTAYAとロッキンジャパンだけが友達だった高校時代」も乞うご期待ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?