誰もミュートしない ~ サポートカミール マスタリーポイント日本一位 ~


https://www.leagueofgraphs.com/ja/rankings/champion-masteries/camille/jp

上記が私である。
カミールのマスタリーポイント日本一位となっている。
今シーズンは、29戦し、エメラルド3になった。
勝率は62%。回せば上がるだろう。
気が乗った時に、ゆっくりと回している。

ビルドは、グレイシャルオーグメントのジークコンバージェンスラッシュからのタンクビルドで、W->E->Q上げだ。サポアイテムは、ブラッドソングだ。

ブラッドソング導入で、サポートカミールが流行するずっと前から私はこのサポートカミールを実践してきた。130万マスタリー分ぐらいサポートカミールをプレイしていると思われる。(それまではトップだった)

流行のおかげで、op.gg等にもカミールがサポートとして表示されるようになったりと人権を得た感はある。

が、タンクビルドにする事を理解される事は極めて少ない。とは言え、キャリー型のサポートカミールは勝ちにくい事で定着しつつあるので、あまり文句を言う人はいなくなってきた。

このサポートカミールのビルドやプレイスタイルは広まってほしくないのでこのあたりにして、自己紹介にとどめておく。

僕が話したいのは、サポートとしての勝ち方…
方法論よりも、精神論の話しをしたい。
なぜならほかの誰も話していない内容だからだ。

精神論は人によって合う合わないがある。
あなたに合うかもしれないし、合わないかもしれない。
中々自分に合う答えが見つけられなくて、みんな苦しんでいる。

私も長年苦しみ、ようやく一つの結論にたどり着き、プレイスタイルが安定した。

これが、あなたにも合う精神論であれば、幸いである。

誰もミュートしないと決め込もう

LOLの精神論や勝ち方を検索すると、ごまんと精神論に関するブログ等が出てくる。

そのうちの大半が、ミュートを使って、割り切りをして、自分の中で問題を囲い込んだ、自己完結型のものだ。

自己完結型である事は、私も同意なのだが、私の主張は、「絶対に誰もミュートしないし、絶対に喧嘩もしない」と決め込んでしまう事を前提にしている。

理由は単純で、ミュートするかしないかを自己判断にゆだねていると、調子が悪い時等などには、ゲーム開始時に全員をミュートしてしまったりする。

サポートロールのプレイヤーを読者に前提としているので、勿論そんな事は出来ない。

またミュートする事もストレスになる為、暴言を返してしまう可能性もあり、それを抑えるのもまたストレスである。

また、チャットミュートだけでなく、ピングもミュートしだしたりすると、もはや円滑なチームプレイを妨げている存在は自分自身になっている事態すら発生する。

では、暴言チャットやミアピンをどう解釈するか?

「ああ、この人は今不快なのだな」というただの情報にするのである。

その人はメンタルケアが必要な患者であり、その暴言やミアピングを他人にぶつける事で、その人はストレス解消をしたのである。

「よかったね。」と内心思おう。もし自分に向けられたものであったとしたら、「sry」と言っておこう。すると、相手のストレスを発散させる事に成功したのである。

たったそれだけのリップサービスで、相手は暴言やミアピンを相手に聞いてもらえたという満足を得る事ができる。

つまりは、キャバ嬢やホスト等がお客様の愚痴等を聞いているのと同じような心情だと思われる。

それらは、お金をもらってやってる事だが、私の精神論ではそれを勝率を上げる為に利用する。

それでも勝てない時は勿論ある。
そういう時も、無駄にリップサービスで自分を消耗してしまったと考えるのはやめよう。

得たいものは勝利ではなく、勝率なのだ。

感情?捨てよう。敵のネクサスが割れた時に喜ぼう。

感情を捨てて、勝率を上げる仕事だと思う事にしよう

CSを取られた…
キルをスティールされた…
対面に無理に突っ込んでいってフィードされた…

LOLにおいては、様々なシーンで味方が自分を不快にさせる事がある。
それらの不快にする要因は、必ず自分がどう勝ちたいかへの執着が原因となっている。

どう勝ちたいかというのは、感情論である。
自分がキャリーして勝ちたい。自分が三コアのパワースパイクでトリプルキルをしたい。心の鋼のスタックを1000ためてから勝ちたい…

あなたが、なんらかの不快な事を他のプレイヤーにされた時、あなたはどう勝つかに対して、なんらかのクダラナイこだわりがあるのだ。

それらを全て捨て去ろう。
どう勝つか?はどうでもいいのだ。自分のKDAが悪かろうがCSが悪かろうが、勝てばいいのだ。勝率が全てである。

そうは言われても、どう勝つかの道筋が無限に存在する事は苦しい事であり、そんな事を言うとマクロを完全に理解していなければならなくなるのではないか?

マクロを学びつつも、マクロを笑い飛ばそう

あなたが「どう勝つか」に固執してしまう理由は、マクロ理解にある。
LOLというゲームは、非常に複雑なゲームであり、多くの過程が絡みあって、最終的にどちらかのネクサスが割れている。

それをあなたはシンプルにしたいのだ。
「CSを取る事」「デスを控えて、キル関与する事」「オブジェクトを取ること」

これら全てはとても大切な基礎ともいえる事である。
しかし、いずれもネクサスを割る事の手段に過ぎない。

あらゆる事…あらゆる事が全て、そう全て、手段である。

「じゃあどうしたら勝てる?」と大局に目を向ければいいだけの事なのだ。
それは、マクロの事ではあるのだが、しかし、マクロすら、あなたの成長を阻害する可能性がある。

結果が全て、9人をプロファイルしよう

自分がファイトを起こしたのに、「味方が寄ってくれなかったから集団戦に負けた」とかマクロの理想としては自分の判断が正しいのに味方がセオリー通りに動かなかった事を味方のせいにする事がある。

違うのだ。あなたが「その味方は寄ってくれない」という事を理解していなかっただけなのだ。

観察が足りなかったのだ。もしくは、どういう条件であればその人が寄るかを理解していなかったのだ。

マクロは、勿論、非常に重要な基礎である。

が、マクロを遂行する事が目的になっているなら、それはあなたの虚無のこだわりだ。理想を捨てて、プレイヤーをみよう。マップを凝視しつづけて、30分ずっと一人一人の人間の中身をプロファイリングするのだ。

そうすれば仮に一つのドラゴンファイトに負けた時に、あなたの手元には多くのデータが残る。次のドラゴンファイトで修正するのだ。

あなたはゲームが終わったら、9人の人間がどういう人間だったかを言えるだろうか?

地獄の中の天国

さて、これらの記述した事を読んで、あなたはどう思っただろうか?
地獄だと思うだろうか?

多分私もLOLを始める前に読んでいたら、こんなゲームをプレイしたくないと思うだろう。

しかし、二年前の自分にだったら・・・?多分刺さっている。

何をどうしてもランクは地獄であるという事を理解しているからこそ、この地獄を受け入れる事ができるのだ。

そしてこの地獄は、僕にとっては、まだマシな方の地獄なのだ。

少なくともこの精神論は、全てを明確にしている。
何に対して開き直ってよくて、何に対して開き直ってはいけないか。

「そのへんはうまい事、精神状態を見てバランスを取れ」という事は無い。

あなたにとって、この地獄はマシな地獄であろうか?

それとももっと楽できると思っているだろうか?
その楽は、本当に楽だろうか?

勝率は上がっているか?

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