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勘違い野郎のスローセックスの話

自称、業界人(ちなみに音楽)という怪しさプンプンの31歳の男性がおりまして。20代と若かった私はその人とネットで知り合い下ネタで意気投合。馬鹿でしょ。
 実際に会う事になり写メを送ってもらい見てみると、き、き、気持ち悪い。でも会いたくないと言えずに当日を迎えてしまう。

翌日、新宿東口で待っていると「着いたよ」とのメール。周りを見渡すとダボダボのスーツに身を包んだ小柄で髪型も笑顔も気持ち悪い人が手を振っていた。

 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
帰りたい!!!けど無視できない。どうしようどうしようどうしようどうしよう。


「ヤッホー!むつりーなさんでしょ?」
ギャー!!!違いますって言って帰りたい!!!とは言えず頷く。

じゃあ約束のラブホデートというクソみたいなプランを実行。泣きそう。この人は声まで気持ち悪い。
ホテルに着いて部屋に備え付けの冷蔵庫に入っているお酒を飲んだ。
「あとで300円払うから」と笑顔で言ったけど、心は号泣。酒でも飲んでないとやってられない。

その後セッセセ開始。この人、粗チンもいい所じゃねーかよ。
「モデルって性欲ヤバいよねー。俺、2人相手したけどクッタクター」ってどの口が言ってんだよ。
相手の2人もやってらんなかっただろうな。

入ってるんだか入ってないんだか変わらない状況で一応喘ぎ声は出してみたけれども、けれどもよ。
 部屋中鏡張りで私のやる気ない顔バレバレ。しかも私の潤い乳首(←気持ちよくないと乳首が立たないんだけど、それを潤い乳首と呼ぶ)もモロだし。

ひいいー。無駄に気を使い屋なので乳首と顔を布団に埋めて感じてる振りを実行。

数十分後。
「あー、ゴムが伸びちゃったー」とゴムをパチンと外す。これで解放されたかと思いきや
「俺、いつもスローセックスだから途中でゴムを付け替えるんだよね」とまさかの2回戦開始。

泣きそう。粗チンでも辛いのにスローセックス。更に勘違い野郎。何なんだろう。私なにか悪いことした?罰ゲーム?

そんなこんなで地獄再開。

色々あってお会計の時に表示されていた料金より少し高くて「あれ?ちょっと高くない?」と言ったところ、「誰かさんがお酒飲んだからねー」と睨まれる。

なんだこいつ?本気で言ってんのか?300円でキレてんのか?なんだこいつ。気持ち悪い。


後日、そいつを含めた5人で飲みに行くことになって。そいつが「二次会はカラオケがいい」って言い出してみんなで歌広行ったんよ。
爆風スランプの「ランナー」を歌ってたんだけど、生ぬるい歌声ですごく気持ち悪かった。例えるなら冷めたポットのお湯でいれた40℃のコーヒー。ね、腹が立つでしょ。
でお会計で1人1000円だったんだけど、そいつ「お金ないから貸して」って空っぽの財布を仲間に見せてさ。ありえないなと。
お金ないならカラオケ提案するな、というか大人としてお金借りるってどうよ。ATMでおろせよ。

あれから何年経っても未だに気持ち悪いと思う。あんな人とはもう関わりたくない。
今でも業界人ぶって就職しないんだろうな。年金も払ったことないんだろうな。

勘違い野郎あるあるなんだけど、「俺、怒らせたらヤベーっから」「キレると記憶なくすから」って言うのなんなの?流行ってんの?

アンガーマネジメントを学べ。自分の感情のコントロールできないのはカッコよくないどころか人間としてヤベーっから。

てなわけで、「この人、無理」と思ったら気まずくても何でも勇気を出して断るのが大事なんだよね。あの時、断れなかったから何年も経ってるのにまだ引きずっている。話のネタになってるからいいっちゃいいけど。

ごめん、あんたヤベーっからって断れない私の方がヤベーっから。

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NO MORE勘違い野郎とのスローセックス。

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