そのひの朝は
子供部屋に入ると、
東向きなので昼間はほの暗く
ここで数年すごすのか、と憂鬱になる。
新しい場所の新しい学校の
新しい教科書を何度も繰り返すから
慣れっこだけど。
不動産屋さんから鍵を渡され入ると
伽藍洞の部屋は、わくわく感より
普通に仕事が月曜から始まる事の憂鬱。
知らない職場の知らない人達。
仕事だからね。淡々とした気持ち。
軽く掃除して、
なんとなく荷物を置いて。
ベットも組み立てるのもおっくうで。
独りご飯もそこそこに
ゴロンと寝てしまえ。
カーテも引かずにいたので
朝の陽ざしがそのまま入る
白い布団カバーが目に痛い。
反射でカバーの影はコバルトグリーン
何する?と自分に問うと
片づけ・・・
より、
気が向いたら、近所を散策しよう。
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