まちカドまぞくにおける吉田優子に関する雑記

まちカドまぞくの主人公の一人である吉田優子は、純真な人物である。その純真さゆえに、もう一人の主人公である千代田桃にしばしばやり込められることもある。具体的な事例を見ていこう。

事例1

アニメ2話で吉田優子が週末に千代田桃とともにランニングをした際、4kmほど走って体力が無くなったため、帰りの電車賃として500円を借りた。同じ週末、吉田優子は一ヶ月のお小遣いを500円に増額された。翌週に学校で千代田桃と再会した吉田優子は、目に涙を浮かべながら借りていた500円を返そうとするが、千代田桃らの配慮により10回払いにすることになる。

そもそも吉田優子は千代田桃を倒すことが目標であったが、ここで千代田桃は今自分を倒せば吉田優子は借金を返すことができなくなり、いつまでも借金を抱え焦げ付くことになると説明する。

常識的に考えれば債権者が死亡してもそのそのようなことはないと明らかに分かるが、吉田優子は疑問を抱きつつも納得してしまう。

事例2

アニメ3話でいわゆる割り箸鉄砲を持っていた吉田優子は千代田桃に、飛び道具を検討しているのかと尋ねられる。吉田優子は千代田桃には関係ないと答えるが、千代田桃は完成品の被害者が自分であるからという理由で自分も監修することにしてしまう。

常識的に考えれば武器は相手に詳細が知られていないほうが効果は高まると明らかに分かるが、吉田優子は疑問を抱きつつも納得してしまう。

このように、吉田優子は千代田桃によってやり込められている。これはほとんどが吉田優子の純真さのせいだろう。吉田優子は長らく入院していたようなので、悪意に触れることなく育ってきたに違いない。むしろ魔法少女として修羅場をくぐってきたと思われる千代田桃の方が邪悪である。

千代田桃はまぞくとして覚醒した吉田優子に、人格上の影響が出ていないか心配していたようだが、これも吉田優子の純真さゆえだろう。

我々は日常生活で多くの悪意に接している。通勤電車でトラブルが頻繁にトラブルが発生するのもその現れといえるだろう。そんな中で吉田優子のような底なしの純真さが我々の心を引き付けるのも当然のことといえるのかもしれない。吉田優子さんには幸せになってもらいたい。

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