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まちカドまぞくの千代田桃と料理について


千代田桃さんは料理がめちゃくちゃヘタクソであり、本人も自覚している。

一方で、作中では吉田優子さんに牛100%ハンバーグを作る約束をしている。その後吉田優子さんがアルバイトをしているスーパーを訪れた際、買い物かごにハンバーグ用と思われる牛ひき肉とデミグラスソースを入れていることが確認できる。

料理が不得手であることは本人も自覚している一方で、ハンバーグを実際に作っていることから練習しようと努力していることが窺われる。また、原作1巻では書店でレシピ本を見ている描写もあることから、料理に挑戦する際少なくともレシピには目を通してはいると思われる。

ところが、作中では吉田優子さんにハンバーグを作って食べさせる描写は今のところ見られない。むしろ吉田優子さんが料理を作って食べさせている。

ここから推測される内容として、千代田桃さんはレシピ通りに料理を作ろうとしないということが考えられる。千代田桃さんが作って失敗したハンバーグを偶然吉田優子さんが食べた際、外はこげているが中は生で、玉ねぎと塩の味がすると説明している。

まず、外はこげているのに中は生というのは、適切な火力よりも強い火力で調理をしてしまった場合によく見られる失敗である。火力が強いために外側は簡単に焦げてしまうが、熱の伝導には時間がかかるため中まで十分に熱が伝わらないためである。

次に玉ねぎと塩の味がするというコメントについて考える。普通我々がハンバーグを食べた際には玉ねぎと塩の味は(しょっぱいと思うことはあっても塩の味というレベルでは)あまり感じない。これはおそらく分量が多すぎたのではないだろうか。加えて中は加熱できていないために生の玉ねぎの味を強く感じたのだろう。

まとめ

千代田桃さんは吉田優子さんのために料理に挑戦しようとしたがレシピ通りに作ろうとしなかったため失敗していて、結局吉田優子さんの作る料理をおいしく食べて満足しているが本人がそれで幸せならいいと思う。

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