故きを温ねて新しきを知る
こんにちは、はじめましてニシザワです。co:doのPR担当です。
少し、いや、なかなか季節を巻き戻しますが、、、
今年の梅雨は長かったですね。
外干ししてもらえない洗濯物を見るたび、心までジメジメしていました。
私は干されている洗濯物を眺めているときに幸福を感じます。
それには条件があり
よく晴れていること、洗濯物がすこし揺れるくらいの風が吹いていること。
なのに今年の梅雨ったら、、、幸福指数ダダ下がりでした。
その長い長い梅雨がやっとこさ明けた時期にco:doが誕生しました。
読み方
ブランド名、「こどう」と読みます。漢字にすると「鼓動」「古道」
心臓に脈を打ち血が巡るような。人と人に巡るような。そして動き出すような「鼓動」
先人たちが歩き、道を拓き、またその先へ続いていく「古道」
この言葉に心惹かれたメンバーが多く、このブランド名に決まりました。
私は「鼓動」と最初に聞いたときは和太鼓を思い浮かべました。
私の出身高校は文化祭のオープニングの演目として和太鼓を文化祭役員が叩きます。毎年恒例です。
だいたい15人くらいのメンバーで2曲合奏しました。
文化祭の準備もあり忙しい中、毎週和太鼓の教室に通い、毎日メンバーと練習をしました。
「テンポが速くなってる、みんなの音を聴こう。」
「叩いてるうちに腰の位置が高くなってる、意識して腰を落とそう。」
声を掛け合いながら練習しました。
当日、文化祭の開会式に全校生徒が体育館に集まります。
体育館の大きな窓には暗幕がみっちりと貼られ、夏手前とはいえど人口密度も高く、ムッとした空気でした。
これから始まる非日常の文化祭に興奮している生徒が集まっているから余計です。
役員達はステージ上に並べられた太鼓の前に並び、スポットライトに目一杯照らされ、肌で熱さを感じながら叩き始めました。
あれだけざわざわしていた全校生徒も静まって体育館中に響く太鼓の音を聴きます。
静寂とそれを打ち破るような太鼓の振動。
ときどき叩いているメンバーの掛け声も、相まってひとつの空間が作られていました。
わたしは音楽経験があるため、2曲目にはテンポを左右する楽器を担当していました。
「鉄筒」というそうです。
右側、真ん中、左側それぞれ筒の大きさが違うので叩くと音の高さも変わります。
叩く位置を細かく変えることで、独特のフレーズになります。
みんなが太鼓で低く響く中、この鉄筒は高い音でキンキンと鳴りました。
この独特の金属音で太鼓勢を誘導します。いわば指揮者でしょうか。
練習時にはそれほど感じなかったプレッシャーも、本番の独特の雰囲気、
自然と増すアドレナリンの放出量、びったり照らしてくるスポットライトの光、
そのすべてが仕事をし、緊張を与えてきます。
テンポ早くなっていないか?
次は大きく強く叩かないと
掛け声も忘れず入れないと
この後苦手なあのフレーズ
頭の中はぐるぐるしていました。
叩いている間の集中が凄まじく、終わってしまえば抜け殻のようでした、
これから文化祭が始まるというのに。
あのときの躍動が「co:do」と命名されたとき、フラッシュバックしたのです。
太鼓をたたく、衣服をつくる、
この2つは全くの異なる行為ですが、ブランド名を通して過去の思い出と繋がったことはわたしにとって大変面白いことでした。
今回はここまで。
次回はco:doの行動についてです。
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