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〜セレクトセールと一口クラブ〜

セレクトセール2024も大盛況に終わりましたね
今年もレコードを更新する289億円(2日間)を売り上げました。中でも、キタサンブラック産駒のデレフィニアⅡは税込6億4900万円と過去最高額。他にも、キタサンブラック、エピファネイア、コントレイルの産駒は全頭が億越えで取引されました。
平均取引額は、速報値で6000万円を超えていました💦
また、例年に比べて海外の購買者も多かったようで、アメリカの有力馬主さんもコントレイル産駒やドレフォン産駒、ナダル産駒を購買していました。
まさに、世界1のセリ、購入者もワールドワイドですね!

競馬界を考えると、セリの活性化はとても良い事ですが、、、
こと、一口馬主、特にバイヤー系のクラブはセリの落札額高騰は即募集馬の価格高騰に繋がってしまいますね、、、
そこで、セレクトセールで一口クラブ落札馬と落札額を1歳→当歳の上場番号順で挙げていきたいと思います。
そして、バイヤー系クラブの今後と一口の募集にも少し書きたいと思います!
拙い文ですがぜひ読んでみてください!

1歳馬

77番 コスモポリターンクイーン23 牝 父エピファネイア 生産:NF 落札:DMM
額:10,000万
・半兄スターウェーブは6/24新馬勝ち。

140番 クルミネイト23 牡 父ロードカナロア 生産:NF 落札:キャロット 額:3000万
・叔母クルミナルからククナ、アライバルの活躍馬

174番 トゥリフォー23 牝 父サトノダイヤモンド 生産:NF 落札:キャロット 
額:1500万
・半兄レヴァンジルはサンデーレーシング所属馬。

225番 シシリアンブリーズ23 牝 父マインドユアビスケッツ 生産:NF 落札:キャロット 額:1200万
・母は元キャロット所属。近親にクロフネ

238番 オーロトラジェ23 牡 父レイデオロ 生産:NF 落札:キャロット 額:2000万
近親にブレイディヴェーグ、ミッキークイーン

当歳

311番 メジャーマジック24 牝 父マインドユアビスケッツ 生産:社台 落札:東サラ 額:3000万
・ソーマジック1族。

351番 ポウリナズラヴ24 牡 父ロードカナロア 生産:パカパカF 落札:DMM 額:3500万
・兄弟はワラウカドで募集されているが、、、

355番 サンドラⅡ24 牡 父ジャスティファイ 生産:木村秀則 落札:DMM 額:4000万
・近親にドウデュース。

360番 ソブラドラインク24 牡 父モーリス 生産:NF 落札:シルク 額:4000万
・母系はアルゼンチンで活躍

373番 ラーゴブルー24 牝 父ホットロッドチャーリー 生産:NF 落札:東サラ
額:4600万
・近親デニムアンドルビー

400番 ファハンムーラ24 牡 父Baaeed 生産:パカパカF 落札:コスモヴューF 額:5600万 
・2年前欧州を席巻したBaaeedの初年度産駒

413番 メイショウザナミ24  牡 父ヘニーヒューズ 生産:高昭牧場 落札:ビッグレットF 額:2700万

438番 クラシックス24 牡 父キズナ 生産:村田牧場 落札:ユニオンOC 額:7400万
・母父キングヘイロー

440番 デサフィアンテ24 牡 父アルアイン 生産:NF 落札:東サラ 額:4800万
・祖母アヴェンチュラは秋華賞馬

442番 フラッシングジェム24 牝 父アドマイヤマーズ 生産:社台 落札:DMM 額2100万
・牝系にはロックオブジブラルタル。個人的には、元出資馬レッドフローガが近親

451番 サットンプレイス24 牝 父:ダノンキングリー 生産:社台 落札:DMM額:2800万
・牝系からマンハッタンカフェ

471番 ブレッシングテレサ24 牡 父ホットロッドチャーリー 生産:岡田スタッド 落札:コスモヴューF 額:1800万
・牝系からアドマイヤラクティ

482番 ホートンプレインズ24 牝 父サリオス 生産:NF 落札:DMM 額:3200万
・シンハリーズの牝系

500番 シルヴァーコード24 牡 父ゴールドシップ 生産:岡田スタッド 落札:コスモヴューF  額:3500万
・近親にシャマル。個人的には出資馬プラティクレールの弟。

516番 チャームドヴェール24 牡 父モーリス 生産:NF 落札:シルク 額:2400万
・ウインドインハーヘア牝系

542番 ライラックワイン24 牡 父ミッキーアイル 生産:NF 落札:シルク 額:2300万
・母の姉にラッキーライラック。


あらかじめ、断っておきたいのがライオンHRは購買者が個人所有かクラブ所有か分からないので集計外です。
1歳セクションはやはり価格の高騰が露骨に影響が出ている模様。
まさかのキャロットFが4頭、DMMが1頭のみになりました。
バイヤー系の東サラが0、DMMが1頭のみになりました。
当歳セレクションは割と多くのクラブが落札していました。
東サラが3頭、DMMが5頭、シルクが3頭、コスモヴューF(ウイン)3頭、ビッグレットF(ラフィアン)1頭、ユニオンが1頭となりました。(漏れてたらすみません)
そして、ノルマンディーOCは2日間で0頭となりました。
コスモヴューF(ウイン)、ビッグレット(ラフィアン)が計4頭と多くの落札。
全て、社台G以外からの落札でしたがこれだけ落札するのは驚きでした。


バイヤー系クラブの今後(DMM、東サラ)

DMMはノーザン、社台の良血馬を2000口という多数口のため、高額馬でも手軽に始められるのがメリットであったと思います。DMMも繁殖牝馬が増えてきて自家生産がメインになりそうなムーヴですね、、、
そうなると、DMMは牝馬で活躍馬を輩出できるようにならないといけないです。その意思表示が1歳での高額牝馬の落札だと思っています。
今の所有繁殖だとほとんどが未勝利や1勝Cなので、動画のクオリティなどコンテンツは最高レベルですので、自家製産中心にするためには牝馬の活躍馬が欲しいところです。

東サラは、自家生産がだいぶ多くなってきた印象。
DMMとの違いは、社台Gとの庭先取引が多い点です。ただし、近年は庭先取引馬の成績が振るわず、特に2020、21年産駒は勝ち上がり率自体も下がっていますが、庭先取引馬の成績下降はより顕著になっています。そもそも、ここ2年の20、21年産駒の成績が良くなく、この2年の募集がちょうど今の形(募集はセレクトの当歳と自家製産&庭先)の募集スタイルなので22、23年産駒たちが巻き返せるかが見どころですね。

一口の募集とセリ

セリ価格の高騰を考えると、牧場系の一口価格は安いものですよね、、、
アーモンドアイの子がセリに出てたら24000万、20000万なんて安いですよね、、、
そういった意味でも、ノーザン系クラブの募集馬の高騰はセリの高騰に合わせて均衡を保ってるのかも知れませんね。
これから、どんどん一口クラブ(400、500、多数口)の募集が始まっていきます。
ぜひ、このセリの結果を参考に出資馬の検討に役立てていただければ幸いです笑

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