2020.07.31𓏋𓏊41話読んだよ

『少し黙れ』

扉の煽りが愚直でいつも。
それしかないだろうって言葉で抉ってくる。

どこを切り取っても
何かいつも温かさを感じずにはいられない。

昨日のチラ見せで
スルースキルなし！と思いきや嫌味のひとつもかます百目鬼ィに、変わらないド直球のガキ臭さやバカさ加減を垣間見て、変わらないなと感じ、あっ。となるななたんにも相変わらずさを感じ、ほんとにいい部下をお持ちで頭よ。と、思ったものなんだが41話を読んでもそれは変わらなかった。

どこかやはり互いを思い遣って生きる辛さの温かさをね、感じずにはいられないわけ。もっと簡単にぶった切ってしまえば楽になれるものを。

あんなに具体的にべらべらと百目鬼ィを語って、覚えてたんですねと問われれば、さっき思い出したわ。と、適当に答える矢代も

なんで堅気じゃねんだとぶつくさぶつくさ言うななたんも

どう生きようと何になろうと俺のものです俺の時間もこの体もと言い切る百目鬼ィも

変わってないんだよなぁ。
温かいのよ。

ほんとに素敵な3人組だわよ。
（ごめんよ神谷くん。）

ななたんはいつもお話のガイド役だから（私はそう捉えている）言葉少なな百目鬼ィと真意と出る言葉が時にかけ離れている矢代と、読者の橋渡しの存在だから（私はそう捉えている）矢代も百目鬼ィも、そして読者の我々もななたんにとても慰められ、助けられてる。今回も、ななたんかなりわかり易く色々ペロッてガイドしてくれたね。w

矢代の40年間の人生。
百目鬼ィの29年間の人生。
離れた4年間の2人の人生。

重く優しく温かく、互いに伸し掛かり
私達読者に伸し掛かかり
矢代の傷も、百目鬼ィの傷も
そして、彼らがきっちり仕事をこなして行く様も
決してひとつも逃すことなく
時に、ななたんに助けられながら
じっくりゆっくり歩いて行こうと改めて思う愛おしさで。

うん。
私も『少し黙ろう』そう思った。
（車の後部座席で考え気持ち臥せる矢代がいつもいい。）