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シン・エヴァンゲリオン見てきた

ネタバレあり感想です。
まだ一回しか見てないから考察も何もないけど、戯言だと思ってください。



作品始まってすぐ。
これまでのエヴァのあらすじ
切り替わるカット、複数人の声
これぞまさにエヴァという感じでのスタート
前作までの内容をちょっと忘れてたなーって人でもわかるかも(そんなわけないだろ)

なんか用語がよくわからなかったので、ふんわりとした自分なりの解釈で書いていきます。

ニアサードインパクト後、コア化し(全てが赤く染まる)でL結界濃度が高く、リリンが近づけない世界になってしまった。
L結界濃度が高い場所にいると、自我が保てずにLCL化して死んでしまうんでしょうね、多分

LCL化しなかった人類はエヴァみたいな新人類、エヴァインフィニティ化してます

そして、そのニアサーを生き延びた第三村
パリでの復元作業をあちこちで行っているミサトさん率いるヴィレが復旧した村で、級友のトウジ、ケンスケ、ヒカリと再会。
3人の優しさに泣けてきてしまう…
そしてケンケンとアスカの関係性!?とびっくり(後述します)
そんな優しすぎる人たちに囲まれて、「自分のせいで全てが変わり、たくさんの人が死に、大切な友達のカヲルくんまで目の前で爆死した」シンジは何もしたくない、誰ともいたくない。生きていたくもないけど死ぬ気もない、と自分の殻に閉じこもってしまいます。
線路の上を歩いて湖まで行くシーンは「他人の敷いたレールの上を歩くシンジ」のイメージでしょうか
そんな中、初期ロット(別綾波レイ)が新たな感情とともにシンジへのコミュニケーションを試み、徐々にシンジも立ち直っていきます。
しかし、未調整の別レイは自我が保ちきれず?シンジへヒカリから教えてもらった「おまじない」を残し、目の前でLCL化し消滅してしまいます。

これに対し冬月はゲンドウに「経験させたかったのか」と聞きますがゲンドウは答えません。
ゲンドウにははっきりとした答えは持ってなかったのでしょうね、多分

目の前で少し仲良くなれそうだった別レイが消滅した一件から、シンジは再び落ち込むわけでもなく、アスカと一緒にヴンダーへの乗り込みを決意します。
それが自分をいざとなれば殺すために作られた部屋だとしても、シンジは全てを受け入れる覚悟がここで決まったんじゃないでしょうか。
ちょっと大人になったね、シンジ。
今までのシンジだったらきっとここできちんと前を向くことはできなかったと思う。
けどそれぞれ大人になってしまったトウジやケンスケ達と一緒に過ごして、自分だけがつらいんだという、いわゆる厨二病から脱出できたんじゃないだろうか

そして作戦決行前。
シンジの部屋にきたアスカとマリ
「なんであの時あんたを殴りたかったか分かる?」
の問いに
「アスカを助けるか殺すか自分で決めなかったから」
と答えるシンジ
あの一件後のレイの時は、シンジは「助ける」を選んでいた。
当時シンジを好きだったと言ったアスカは、自分に対してもシンジ自身で決めて欲しかったんだろうな
どちらも選ばなかったシンジは確かに恨まれても仕方ない。私だってうだうだ自分で決めない男は嫌いだし

14年越しに言えたアスカは、マリとともに最後のエヴァ出陣へ向かいます

セカンドインパクトの爆心地、南極
そこでネルフとヴィレの交戦はかっこよかったんですけど、ヴィレにはたくさんの乗組員がいて、ネルフには冬月とゲンドウ以外見れないんですけどそれは……
どうやって作り上げたんですかね?まさか冬月1人で…?万能すぎでは?

そしてアスカの左目の謎が解けました。
使徒を左目にそのまま飼ってたんですね。
そして使徒化した途端に13号機に取り込まれるアスカ
「アヤナミタイプ」と「シキナミタイプ」はこの13号機のために作られたクローンだと。
なるほど。だから惣流ではなく式波だったのか
ちなみに綾波、式波、巻波は駆逐艦、蒼龍は空母です
ということは真希波ももしかして「マキナミタイプ」かと思ったけど、そこは言及されず。
マリは本名違いましたが、冬月やゲンドウ、ユイ達との知り合いだったというファンの間の仮説は正解でしたね。けどどうして1人だけ14歳の姿なのかはわからずじまい。
私としては、記憶を引き継ぐタイプのクローン「マキナミタイプ」じゃないかなーと勝手に思ってます。

初号機に乗ることを決意したシンジ。
他の乗組員はそれを阻止しようとします。
特にサクラ、あんたはヤンデレの素質あるで…
「怪我したら乗らなくてすみますから!痛いですけど!!」ってあんた…
結局、ミサトさんに「親にできることは肩を叩いてやるか、殺してやることだけよ。加治くんの受け売りだけど」と言われ、初号機にシンジは乗ります。
そして初号機には髪の毛の伸びた綾波レイがいました
これはきっと、シンジが助けたレイがずっと初号機を守っていたんでしょう
レイと変わり、初号機に座るシンジ
人間をやめたゲンドウと対峙します
なんちゃらの鍵を使ったゲンドウがなんで人間やめたのかよくわかんなかったので考察班お願いします…

「裏宇宙は我々には認識できない」と過去の記憶から再構築された世界で2人は槍を交えます。

「父さんと話がしたい」とシンジは槍を捨て、ゲンドウとの対話を試みます。
ゼーレが提唱した人類補完計画
使徒により人類が滅ぼされるか、使徒を殲滅し、人類を浄化しATフィールドのない世界を作り上げるか
ゼーレは後者を選択します
ちなみにATフィールドって他人を拒絶する境界線(肉体やパーソナルスペース)ってことでいいんですかね?
全ての人間が一つになり、苦のない世界を作り上げるという目的を利用し、ゲンドウはユイとの再会を目論みます

列車の中、ゲンドウは過去を語ります。
ゲンドウ、あんなに大きく見えたのに、本当はこんなに小さな小さな、とても寂しがり屋で怖がりなただの1人の人間だったんだ
ユイ、ここにいたのか
自らの罪と罰と称し、自ら離れていた息子にユイを見つけます。
もっと素直になっていればここまでこじれることはなかっただろうに。

そんな2人の対話の中、ヴィレから最後の槍が届けられます
それは二つの槍が消失した今、世界を書き換えられるものがなく万事休すとなったヴィレが最後に達した奇跡の結晶
ミサトさんの命と引き換えにシンジは槍を受け取ります
ミサトさん、息子の成長も写真だけで見れたし加治さんのところへ行きたかったんだろうな

槍を受け取ったシンジが出した答えは「エヴァのない世界に書き換える」でした。
時間を戻すわけでもなく、全てなかったことにするわけでもなく。
今のこの時間軸そのまま書き換えるということだったのでしょうか
その辺はハッキリと描かれてないのわかりませんが、きっとそうなんだとおもいます。
それにより、槍で世界を書き換えることができるとわかりました。今までのエヴァの世界は何度も書き換えられた世界だったんでしょうかね。多分、カヲルくんが書き換えたんじゃないかな

そこからはシンジくんによるそれぞれの魂の救済タイムです

アスカ。
アスカのこと好きだったよ。
あのシーン「気持ち悪い」って首しめが出るかと冷や冷やしました。でもきっとあのシーンの本当のハッピーエンドはこれだったんだな。と思えます。
アスカは誰かに褒められたかった。頭を撫でられたかった。
惣流の方は母親はいましたけど、ほとんど母親として機能してなかったですね。似た感情を持っていたとは思います。そこにケンスケが現れて頭を撫でてくれたんでしょう。「アスカは頑張っているね」と。アスカにとってはただそれだけでよかった。
現世に帰還後はケンスケと結ばれているといいな。

カヲルくん。
本当は自分が救われたかった。シンジくんを愛することにより自分が救われる気がしていた。やっと本当の自分の願いに気づいたカヲルくん。
加治さんとの関係性はよくわからないけど、延々に「シンジを救う」という建前で自分を救うために世界を繰り返してきたカヲルくんがやっと救われたんじゃなかろうか。

レイ
シンジを残して行くことが気がかりで残りたそうにしていたレイ。けれど、もうシンジは1人でも大丈夫だから。そう信じれるようになったレイもあの場を去ります。

みんなクランクアップし、1人残ったシンジ。
全てにケリをつけるため、ガイウスの槍で自分もろともエヴァを貫こうとしたとき、誰かがシンジを突き放します。
それはユイでした。
シンジを守るため、この時のためにユイはずっとここにいたのです。
そして、ユイを抱きしめるように、13号機のゲンドウも現れます。
20年以上も離れ離れになっていた2人がやっと再会でき、2人もろとも全てのエヴァをガイウスの槍が貫きました。

さらば、すべてのエヴァンゲリオン


場面が切り替わり、そこは現代。
大人になったカヲルくん、レイ、アスカがホームに見えます。
そして大人になったシンジとマリ
もしかしてだけど、マリはゲンドウのこと好きだったんじゃないかな?
でもゲンドウはユイを選んだ。
だから「どこにいても必ず迎えに行くよ、ワンコくん」と言っていたのではないでしょうか。
最後のDSSチョーカーのくだりはよくわからなかったけど、きっとこれでみんな幸せになれたんだと思う。
エヴァのない世界。人間が人間らしく暮らせる世界。
エヴァンゲリオンは愛の物語でしたね。

ありがとう、エヴァンゲリオン。そしてさよなら


※3.8に鑑賞してきました。個人の思い違いや独断、偏見もあります。長文感想読んでいただきありがとうございました

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