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京都旅手記#2 龍馬はんと夕霧太夫は出会うはずがなかった


THE GREATEST SHOW-NEN 「幕末」で Aぇ! group小島健さんが演じる夕霧太夫のファンです。

綺麗で 上品で 粋で 愛があって つよい。

太夫の位になる人は 芸事に長け、教養もあったそうです、素敵だね。憧れの女性です。


夕霧さまに狂わされ 太夫って具体的に何 ? 島原ってどんなところ ? から始まり 興味の湧いたことはどんどん知りたくなってしまう性分。このグレショー幕末に登場した人物のことをそれぞれ調べたりしているうちに、「輪違屋糸里」という小説に出会った。


簡潔にまとめると 新撰組を中心とする物事について 彼らをとり巻く女性たちの目線で描かれた物語。入っていきやすそうだと思ったのです。

Aぇ担的にはグレショー幕末を観た以上、土方はんは佐野ちゃん、沖田はんは大晴くんで再生されてしまうのも楽しいところ。正門くん演じる龍馬はんは出てきません。夕霧太夫も出てきません。

夕霧さまに関しては 実在はしていたが1678年に亡くなられている。
土方はん沖田はん龍馬はんが生まれたのは1830〜40年代。あらびっくり出会うはずがない。

実際に彼らと同じ時代に生きていた人を登場させるとごちゃつくから あえて夕霧さまにされたのかなとか 単純に西の名妓だから置いたのかなとか考えるのも楽しい。そとばこまちの坂田さんがどこかで語られていたらぜひ教えてください。


それはさておきこの小説が意外にも読みやすいし面白くて。色々理解した上でもう一度幕末を観てみたり 現在の花街の事情や新撰組ゆかりの地を調べているともう京都に行きたくて仕方がない。

そんな幕末ハイの最中、ありがたく導いていただいたALL Johnnys' Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Domeの京セラドーム公演。西ではないですか。そうだ、京都行こう。

大分前置きが長くなったが そういうわけで今回前乗りの旅先を京都にした。

#1では都市観光的なことを綴ったので #2ではグレショーからやや派生しすぎではあるが 幕末ハイにつき巡ったところについて綴ろうと思う。


島原大門

島原の入口。
グレショー幕末で正門龍馬が 落ち込む加代ちゃんを連れ出して 沖田大晴ちゃんが「島原じゃないですか💦アセアセ」になっていたとき見上げていたのはここだったのかな。

めちゃくちゃ普通の住宅街に突然現れるから驚き。というか島原全体が割と住宅街。
代々この辺りにお住まいの方は祖先をたどったらすごく面白そう。


輪違屋

輪違屋糸里の輪違屋。
置屋という芸妓を抱える家の名前で、糸里は芸妓の名前。輪違屋の糸里さんてわけだ。

輪違紋 水引みたいで好き

今も置屋兼お茶屋として営業を続けているというからうわ〜となる。同じ時代を生きているのに異世界。

普段は一見さんお断りで一般公開されていないみたいなのだけど タイミング良く京の夏の旅というイベント期間につき中に入ることができた。
(普段入ってるお客さんて何者なのだろう。議員さんとか ?)


八木家

新撰組が屯所としていたお家。

一気に歴史オタ感出るやん

新撰組初代筆頭局長の芹沢鴨、隊士の平山五郎、芹沢の愛人お梅さんが斬られた部屋(えっ)で解説を聞くことができる。

輪違屋糸里ではこの辺りの出来事がクライマックスになってくるので 読んだ者としては小説の中のことが今ここに・・・となるので面白かったです。

観終わるとお抹茶と屯所餅出してくれる


旧前川邸

八木家の分家で、こちらも新撰組の屯所とされていた。

だからオタ感

ここも東の蔵が例のイベントで特別公開になっていた。
池田屋事件の端緒となる 土方はんによる拷問が行われたところ。

土方はんのお人柄を知れば知る程 佐野ちゃんなのわかる、になるんだよな。演じているときの、いつもの佐野ちゃんとは違う発声の仕方とか たっぱがある人の殺陣もすごくかっこいい。スリザリンだよ。
どのように拷問したかとか解説を聞けて ヒィってなりながらまわった。



中学〜高1の日本史は眠たくて仕方がない時間だったし 選択は世界史だったので まさか自分の意思でこんなところを歩く日が来るとは思わなかった。

史跡だけでなく 太夫道中の様子を描いたものなどがあることから 浮世絵を観に行ってみたいと思うようになったり 広く言ってしまえば和文化に関心が高まった。

グループの中でも正門くんは取りわけ和の要素を強く感じる。
和装や古風な役柄がよく似合ったり 彼の豊かな日本語力や博識ぶりにはいつも楽しまされ癒され。また、一緒にお仕事をされた方達にも好感を与えている。自分も生まれた国の歴史や言葉をよく知って、豊かな人間になれたらなとおもう。

これらのきっかけが 好きなアイドルグループがテレビ番組でやった舞台だなんて ずいぶん膨らませたものだ。

中学校の修学旅行、大学時代友達と来た旅行とは全く違った感覚で歩いた京都、とても楽しかった。

2023年の夏はこんなことを考えていましたとさ。

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