見出し画像

京都芸術大学イラストコース、1年目秋期の振り返り。

早いものでもう年末。
秋期が終わる前に、期末恒例の振り返りをしておきます。


今期受けた科目

TW)世界観表現・コンセプトアート

NaBaBa先生の授業動画がめちゃ面白かった!
この課題に取り組むにあたって、コンセプトアートについていろんな作品を見たり世界観を考えるための本を買ったりして、知ったり考えたりしたのはめちゃくちゃ楽しかった。

けど、いざ形にしようと思うとめちゃ詰まった。アイデアよりロジックで考えちゃうタイプなんだろうな。変に考えすぎてしまう。
しかも造形力がないからなかなか形にできず、結局いわゆる「コンセプトアートっぽい」ものを描く方向に考えたり、「描ける」ものを考えたり、紆余曲折を経てなんとかとりあえず形にした。

ポンっと尖ったアイデアを出してそれを変に考えすぎずサクッと形にしてみる、ってことができるようになりたいな……。
そして、イメージを形にするための造形力がもっともっと必要。

そういえば、この頃しばらく妙に凝った設定のリアルな夢を見るようになったのは、きっとこの課題のせい。

世界観設定をして、モチーフの設定画とそれを含むコンセプトアートを描く課題。
C68点(理解力:B- / 表現力:B- / 造形力:C+)
評価担当のハグキング先生の添削を参考にレタッチしたもの。すごく丁寧に添削してしてもらったから、初めて完成後の課題に手を入れた。光の入れ方とか質感の出し方とかめちゃ勉強になった。
モチーフの設定画

《評価コメントのメモ》
・全体的にパースがあべこべ。パース定規などを使って描く
・手前の人物が背景の建物に比べて小さく遠近感が不自然
・見せたい所の建物のコントラストをもう少しはっきりさせる

TW)アニメーション

最初は、お絵描き初心者にアニメーション作りは無理やろ……と絶望してたけど、なんとかなんとか形にできてホッとした。
クオリティあれだけど。

人体デッサンの弱さは、イラストを描いていく上で自分の最も大きな弱点の一つだと自覚してる。
それを自主クロッキーとかで練習していこうという気がど〜しても起きないのは、きっと私は人物を描きたいわけじゃないからかな…。
でも、絵の中に人が必要になることは多々あるんだ。だからやっぱり人描く練習は必要。うん、わかってる…。


B76点(理解力:A / 表現力:B+ / 造形力:B)

《評価コメントのメモ》
・人体デッサンが弱い。スケッチやデッサンで練習しよう
・ブーツの形や足の太さが変わったり、細部が雑
・身体の左右で同じ動きをしてる。片方を上げたら片方を下げるなど、ストレッチ&スクウォッシュを意識しよう

WS)イラスト実習II

ファンタジーな世界に出てくるごちゃごちゃした設定画とか、生活感のある空間の設定画とか、そういうのが好き。
その結果、建物・人物・動物の設定画を描くこの課題は、建物ばかり気合い入ってしまって動物がただの猫になってしまった。反省。

あとお絵描き初心者の典型だと思うけど、どうしてもめちゃくちゃ拡大して描いてしまうから全体のバランスが見れてなくて、引いて見た時に見栄えしない絵になってしまうんだな、という気づきもあった。
寄って見ると雑に見えるけど離れてみるとめちゃ綺麗、みたいな絵が描けるようになりたいな。
自分が見ていいなと思う絵は大体そう。

(ちなみに、風車のプロペラみたいなやつをうっかり塗り忘れるという凡ミスをしたことに後で気づいた)

建物、人物、動物の設定画を描く課題。
A81点(理解力:A / 表現力:A+ / 造形力:A)

《評価コメントのメモ》
・つまんだスカートの襞は手前側にも見えるはず、魅力的に見えるスカートを研究しよう
・人物の大きさに対して、風車小屋の階段や椅子などがやや大きく見える

WS)人物キャラクター基礎II

人物キャラクター基礎Iの苦しみに比べたら、だいぶ楽だったな…いや、大変だったけど…。
ちなみにぶっちゃけ全部クリスタの3Dモデルで描いてる。練習にならないかもだけど、そうでないと描けない。

服とかのシワを描くの苦手すぎるのは、観察と練習あるのみだよな〜。服に限らず、全ての質感を表すのが苦手だけど。
あと私はどうしても人物に表情をつけられないな。

体のパーツや人物キャラクターを描く課題。
B77点(理解力:A+ / 表現力:A / 造形力:A)
異なる衣類で描けと指定のところを同じ衣類にしてしまってたけど、今回は許していただいた…人物キャラクター基礎Iで似たようなミスでDとったばっかなのに、ほんと説明文読めなすぎる…

《評価コメントのメモ》
・キャラクターの表情が同一で感情や性格が見えずらい
・シワの入れ方に物足りなさを感じる。体の凸凹など人体の構造を意識しよう
・肩幅の狭さと腕の描写に違和感。角度の付いた体の描き方、部位の厚みを意識


WS)芸術史講義(ヨーロッパ)3

A85点

ヨーロッパの文学、音楽、舞台の古代ギリシアから18世紀までの歴史についての内容。
レポートを書くにあたって、ヨーロッパの芸術史の原点になった古典文化やキリスト教の入っていき方とかが大まかに理解できて、勉強になった。


WS)芸術史講義(近現代)3

A80点

19世紀末から現代までの文学と上演芸術についての内容。
文学がどのように発展してきたのか、どんなジャンルがどう生まれたのかの内容が面白かったな〜。
本はもともと好きだけど、少し体系的に見えてきたのがとてもよかった。
もっと歴史的に評価されてる文学作品も読んでいきたいな。


今期を振り返って

KUAに入学して半年を経てからの秋期。
授業動画の視聴や課題を進めるペースとか、自分のモチベーションをうまく扱うコツとかがだいぶわかって落ち着いてきた。

私はとにかく締め切りがないと進められないタイプだから、締め切りが近くなったら課題着手する。
そして提出期限後の高まったままのモチベーションを利用して、次のための課題も進めていく。これがいい。

9月からはプログラミングの学校も始まったので平日毎日Javaとかを5時間勉強しながらになったけれど、KUAの勉強と合わせてちょうどいい重さだし、2年での卒業に向けても今のところは順調な単位取得ペース。

入学当初はお絵描き初心者がちゃんと単位取れるかな…と心配だったけど、課題は不備以外でDになることはあまりなさそう。

絵を描くことにもだいぶ慣れてきたな〜。
上手くなってる実感はぶっちゃけあまり湧かないけど(特に人)、慣れは大事。
授業動画の内容も勉強になってとても面白い。

自分の絵の大きな課題としては、この辺かな。

  • 光の入れ方をもっと勉強する

  • 引いて見た時にちゃんと映える絵にする

  • 人物デッサンましになる

そろそろ、もっと自分の描きたい絵が見えるようになってくるといいなぁ。
課題以外でほとんど絵描けてないけど、趣味絵も増やしたい。

2年なんてあっという間だし、来年はたぶん転職するし、2024年がんばるぞ〜。
2023年頑張ったな、お疲れ、私。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?