〜星の手帳講座より〜「何にも行動しなくても、トランジット天体って影響あるの?」

生まれたときのホロスコープのことを
ネイタル、とか、出生図、といいます。

このネイタルに、今動いている天体(トランジット天体)
がどんなふうに絡んでくるのかをみると、
人生に起こる出来事が予測できます。

今、星の手帳講座をしているのですが、その中で、
「何も行動を起こさなくても、トランジット天体って影響するの?
何か起きるの?」というナイスな質問をいただきました。

答えは、
『天体による』です。

トランジット天体の影響をみていくと、

動きが速い天体ほど
影響が小さくてわかりやすい。

動きが遅くなればなるほど
影響が大きくてわかりづらい。ということがあります。

どういう感じかというと、
動きが一番速い月の場合、

「今日の気分や体調の変化」というのに影響します。
とっても感じとりやすいけれど、いつまでもは続かない。
そして生き方ががらっと変わってしまうような大事にはならない。

動きが一番遅い冥王星の場合は、
人生がすっかり変わってしまうような変化をもたらします。
だけどじわじわと変化するので、渦中にいるときは分からなくて、
振り返ってみたときにその変化の大きさに気がつきます。

トランジット月がかかる時に、ものすごく大きな変化があることもありますが
その時は後ろにトランジットのトラサタがいて、
動きの速い天体がトリガーになっている場合が多いです。


では、最初の質問に戻ります。
「何も行動を起こさなくても、トランジット天体って影響するの?
何か起きるの?」

答えは「天体による」です。

トラサタは、ほっといても呑まれます。
なので、冥王星がかかる時には壊れそうなものは壊してしまうのがいいし、
天王星がかかる時には変えたいものはこちらから先に変えてしまう、のが
星の正しい使い方だと思っています。

星は使いよう、です。

火星、土星、月、水星も
こちらが何にもしなくても変化があるな、という感じ。
これらももちろん、いいようにも使えるし、悪いことにもなりえます。

個人的に、使い方に注意が必要なのは
木星と、金星です。

この二つは、何もしなければ何も起きないです。

自分の太陽星座に、トランジットの木星がかかる年はラッキーイヤーだといいますが、何も行動しなければ何も起きませんし、
その前に太陽が同じ場所にいた12年前から何も種を蒔いていない場合は何も収穫できません。

金星も同じ。

この二つの天体は、いいねボタンのような感じなので、
なんでもかんでも「いいね、いいね。」って感じになります。

食べすぎてもいいね、借金してもいいね、って感じになってしまうと、、
あとは。。。容易に想像できます。

(ちなみに、借金を表す8ハウスに木星や金星がいる時は借金やローンはやめておいた方がいいです)

ということで、
トランジットの天体は使い方がめっちゃ大事です。

星を使うようになると、
体感としては
「私っていつもタイミングいいなぁ。。」「何やってもうまくいくなぁ。」
ってなります♡

最初は「ここに天体が来るから、今(過去)こんな感じだったのかぁ」という
当てはめてトランジットを読んでいくことをすると思うのですが
そのうちに「もうすぐここに天体が来るからこんなことをしよう」という
未来を作っていく感覚で、トランジット使っていくといいと思います。


愛をこめて
elly


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