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知覚は投影。

心理学では、『投影』という言葉をよく使います。

私たちが見ている世界は、【すべて】自分の『知覚の投影』です。

私たちが見ている世界は、【すべて】自分が望んでいる世界です。

話が通じない上司や同僚との毎日も
いいことが自分にだけ起きないような人生も
わかってくれない親との会話も
思うように愛してくれないパートナーとの恋愛や生活も

【すべて】【例外なく】私たちは、目の前の現象や、現実を見たいように見て理解したいように理解しています。

そして、今の自分の心の状態は、
今感じているものをそのまま外の世界に映し出しています。

人間の心理原則として『心の中にないものは感じられない』のです。


話が通じない上司や同僚との毎日も
いいことが自分にだけ起きないような人生も
わかってくれない親との会話も
思うように愛してくれないパートナーとの恋愛や生活も

【あなたにはそう見えている】のです。

【あなたにだけそう見えている】ということもできます。


『投影』は、
今のあなたの感情、または、過去のあなたの経験によって作られます。

今の感情は、心理的距離が近い人に投影されやすいという特徴があります。
(パートナー、親、自分の子供)

例えば、彼が仕事で何かあってイライラしている時、
不機嫌な彼を見て、『怒っているように見える』というのは投影です。
「いや、実際に怒ってます。不機嫌です。」と皆さんおっしゃいます。
実は、『彼が怒っているように見える』のはあなたの投影なのです。

幸せな時に見る空と、
悲しい時に見る空は違って見えます。
でも空はいつも同じです。空は空です。

「いや、空は自分に何も影響してこないから彼が不機嫌なのとは訳が違います」とみなさんおっしゃいます。
それでも、『彼が不機嫌なように見える』のはあなたの投影なのです。
不機嫌な彼があなたに影響をして、あなたが何かしら好ましくない感情を抱いたとしたらそれはあなたが自分で作り上げた感情です。




過去の感情もまた、あなたの現実に影響します。
潜在意識、というものです。

過去に浮気をされたことがある人は、パートナーが変わっても、お相手が何か怪しいように見えてしまいます。

過去に親に否定されたことがある人は、親の言葉ひとつひとつに自分への不信感を見つけ出します。(親だけだはなく、「すべての他人」に投影されることもあります)




他人、という存在に対して、
人生、というものに対して、
あなたの心の中にポジティブなものがあれば、目の前の他人は
あなたに対してオープンで優しく、愛情あふれた人に写り、
人生は希望に満ちたもののように思えます。

他人、という存在に対して、
人生、というものに対して、
あなたの心の中にネガティブなものがあれば、目の前の他人は
あなたを騙そうとか裏切る人のように写り、
人生はいつも解決しなければいけない物事の連続のように感じるはずです。


自分が、自分の人生や、人間関係で経験してきたことを把握しておくこと、
そして他人の言動に対する自分の反応が全て『投影』だと知っておくと、
闇くもに腹を立てたり、傷ついたりすることがなくなります。



私たちが見ている世界は、【すべて】自分の『知覚の投影』です。

私たちが見ている世界は、【すべて】自分が望んでいる世界です。

誰かに与えられた感情、というものはありません。
誰かのせいで、湧き上がった感情というのも実はありません。

幸せな気持ちも、そうでない気持ちも、
【すべて】あなたの心の中にあって、あなたが作っているものです。



自分責めが趣味の方は、ここまで読んで、
「ああ、じゃあ、何もかも自分のせいなんだ」と
感じることでしょう。

自分を責めている自分の気持ちもまた、
『投影』なのです。

気づいたところから、景色は変わります。

あなたの世界は、あなたが望んだ世界です。

ということは、
あなたは自分が望む世界を今すぐに見ることができるということです。

愛をこめて
elly

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