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逃げ癖との闘い方。

セッションの中で、

「すぐに逃げてしまう」
「続かない」

っていうお悩みをいただくことがあります。

「逃げるって悪いことじゃないですよ。」とお伝えすると、
「だめです!」っていう返事が返ってきたり、
「逃げてばかりだと、何も達成できないじゃないですか。」という答えが返ってきたりします。

人生で、
「ああ。逃げとけばよかった。」って思うことの方が多い私からすると、
逃げることの何がいけないんだ。って感じるばかりですが、

「ああ。また逃げちゃった。」って感じることが多い人にとっては
逃げ癖は問題なのだと思います。

解決になるかどうかわからないけど、
私の考えをふたつ、書きます。

まずひとつめは、

逃げ癖って、
「逃げること」「物事を途中でやめること」が問題なのではなくて、
逃げてしまった。って自分を責めてることが問題なのです。

罪悪感がある人は、自分を責める材料を人生のあちこちに作り出します。
『逃げる』という行動を自分にさせて、
自分を責める材料を作っている、ということもあります。

逃げるのも、
途中で辞めるのも、
『自分が決めたこと』って納得してれば、自分を責めることが減ります。
自分を責めてるって、自分の決断にケチつけてるってことだからね。


そしてふたつめは、

「逃げてばかりだと、何も達成できないじゃないですか。」というやつ。

これは、目的地の設定が違うのだと思います。

これをやるぞ!と思ってても、違うと思ってやめた。
「ああ。また逃げてしまった。」というよりは、
「自分に合わないということを見つけた」ということを達成した。

ということもあるし、

目的地が近すぎる、ということもあります。
大リーグで活躍する、ということが夢な人は、甲子園に出るのは当たり前なのです。
月収300万になりたい人は、月収100万は当たり前なのです。

目的地は遠く感じるもの。
でもそれを過程にしてしまえば達成するのは当たり前、と脳が錯覚して
『逃げたい』『やめたい』がなくなります。


でもね。
逃げるのも。やめるのも。
飽きちゃうのも悪くないです。

20歳の頃、
何事も続かない。あれもこれも手を出しては何も成し遂げない。
結果も出ない。
という私に、上司が言ってくれたのが、
「いつか淘汰されて、大切なものだけ残るから、今はできるだけたくさんのことをやりなさい。」だった。私は安心して、いろんなことをやった。

で、今残っているのが、
今の私。なかなか悪くないと思う。

愛をこめて
elly

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