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ママでもできる、高速料金無料化で行く災害ボランティア(台風19号)

台風19号による被害を受けられた皆様にお見舞い申し上げます。
自分の地元である茨城県でも久慈川や那珂川をはじめとする河川の氾濫被害がありました。
今回、初めて災害ボランティアに参加しましたのでレポを投稿します。

〈ポイント〉
1)高速道路無料化を利用
2)ボランティアセンターの流れ
3)疲れを明日に残さない無理のない活動
4)事前準備、服装

1)高速道路無料化を利用
10月14日から、NEXCO東日本の令和元年台風19号災害に伴う災害ボランティア車両の高速道路の無料措置についてがはじまりました。つまり、ボランティアセンターを経由したボランティアをする場合、高速料金が無料になります!
詳細、様式ダウンロード→ https://www.e-nexco.co.jp/road_info/important_info/h31/1015/

利用の流れ→
□事前□
上のURLから、活動予定のボランティアセンターがある都道府県用の様式をダウンロードして印刷。往路用、復路用の2枚の用紙に、利用する高速の出入口、利用日時、自分の住所等を記入します。
□往路□
高速道路の入口では、(ETCレーンではなく!)、一般レーンで入場券をもらいます。出口では、往路用の様式と入場券を係員の方に渡すと無料で通してくれます。
□復路□
活動後に忘れずにボランティアセンターで、復路用の様式右下に活動証明の印を貰います。
往路と同じく、出入口は一般レーンを通り、出口で係員の方に復路用の様式と入場券を渡すと、無料で通してくれます。

□メモ□
周りにも、県南の社協でボランティア相談した際にはこの仕組みを案内されなかったので、知らず、自己負担で来たとおっしゃる方がいました。活動後にボランティアセンターで要求して、復路用の様式をもらう事ができましたが、ボランティアセンターの方もまだ慣れていない様子でした。
ボランティア相談や受付時に、住所と交通機関がわかるので、対象者には積極的に配布してほしいところです!


2)ボランティアセンターの流れ
✳︎その日のボランティア受付をしているか、また受付時間をチェックしてから向かってください(通常は9時から12時の受付、雨天時は受付中止の所が多いようです)✳︎
以下はあくまで今回活動した事例ですので、ボランティアセンターによって変わることをご了承ください。

①受付
ボランティア1日目の方、2日目と窓口が分かれています。1日目の方は、受付用紙とボランティア名札シール、付箋2枚が配布されます。
受付用紙には、ボランティア保険の加入有無の欄がありますので、事前にWebまたは地元の社会福祉協議会で加入しておくとスムーズです!(その場でも加入できますが、時間がかかります。)
Web加入→ https://www.saigaivc.com/insurance/

特技を書く欄もありましたので、医療関係者やその他の方はこちらでマッチングされると思われます。

②オリエンテーション
被害を受けられた方のお宅にボランティアに伺うにあたっての注意事項の説明があります。
り災証明用の写真を撮られているか、心情に配慮して物品を仕分けること、活動時の休憩や怪我について多岐にわたります。
注意事項用紙が配られますが、メモ用のペンがあると便利です。

③マッチング
まず、車が提供できる人できない人でゾーンが分かれていました。今回、ボランティアセンターと活動場所に車で10分程度の距離があったため、車がない方が溜まりがちだったように見えました。
各現場の必要人数に合わせて、職員の方がグループを作っていきます。
女性の場合は、考慮されてあまり重労働ではない作業に回してくれます。

④移動
グループができたら、リーダーを決めて要望のあったお宅に伺います。
この際、ゼンリン地図の詳細図のコピーをいただいたのですが、土地勘がなくたどり着くのに少し苦労しました。
手間がかかりますが、ボランティアセンターと活動場所を含む広域地図に、各詳細図の区域分けとナンバリングをしていただいたものをもう一枚つけていただけると現地にたどり着きやすいと感じました。(地図の目次ページのイメージ)

⑤活動
ボランティア先のニーズに応じた活動を実施します。
自分の場合は、お庭に流れ込んだ漂流物のお片付けでした。窓枠の上までついた浸水ラインに驚きます。。

⑥活動終了
概ねの作業終了時点で、住民の方とお話して作業終了になります。
作業工程が終了しない場合も、安全を考慮して、15:30で活動終了、16時までにボランティアセンターに戻ります。
その際、翌日のボランティアニーズがあるかの確認を行います。

⑦活動報告
最初に決めたグループリーダーが、活動報告して終了、解散です。
高速料金無料化の様式を使用する場合は、このタイミングで活動証明の印をいただきます!

3)疲れを明日に残さない無理のない活動
今回、平日木曜日に有給を取って参加したこともあり、以下のポイントで無理のない活動を心がけました。

①活動終了時間
帰宅時間を考え、自己申告で、14時までとさせていただきました。
ボランティアセンターの方も、その場合はグループの他の方を残して先に戻って問題ないとのことでした。(自分で車を出したのでやりやすかったです)
実際には、たまたまグループ全体で14時には作業終了できたので全員でボランティアセンターに帰着することができました。

②作業内容
女性で力がある方ではないので、あまり重労働ではないニーズを割り振っていただき、助かりました。
現場の状況も刻々と変わっており、だんだんと細かい清掃作業も出てきているようです。

③作業後の入浴施設利用
ボランティアセンターによっては、ボランティア後の無料入浴施設の案内がある場所もあります。
今回は自費で入浴施設にいきました。
帰宅前に汗と汚れを落とすのは、衛生面でも大事だと思います。汚れた手で目を擦ったり食事を取ると感染症の危険があります。

④帰宅
いつもどおり帰宅して家事育児。
ここがしんどいので、前日までに多めに作り置きしておきました。
汚れた洋服も夜の間に洗濯します。

4)事前準備、服装
①持ち物、服装
長袖長ズボン、長靴、マスク(2重または活性炭入)、帽子、軍手とゴム手袋、ゴーグル等

NPO法人レスキューストックヤード様から引用
http://rsy-nagoya.com/rsyimgold/common/pdf/suigai-manual.pdf

②事前準備
□活動希望のボランティアセンターでボランティア受付をしているか確認
茨城県内→ http://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/fukushi/chiiki/saigai-2.html

□ボランティア保険に加入
https://www.saigaivc.com/insurance/

□高速道路無料化の様式をダウンロード
https://www.e-nexco.co.jp/road_info/important_info/h31/1015/


〈最後に〉
今までの災害時には、何かしたいけど自分にできないモヤモヤがありました。
今回、子どもも少し大きくなって活動時間が取れたので、日帰りでのボランティアに参加することができ、言い方は上手くないですが、少し気が楽になりました。
また、今後可能な範囲で募金にも協力したいと思います。

まだまだ人手が足りない状況です。気軽にボランティアに参加する方が増えますように。。!

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