ペンの光 規定部 師範試験に挑戦
お手本の作り方から提出した作品まで まとめてみました。
推薦、準師範への昇格試験はいつもペンの光で使っている用紙ですが、師範試験はB5サイズの用紙となります。
どんな文字サイズで書けばいいのぉぉぉぉぉ!?と、まずはなりました。
教室に通っておられる方だと先輩に教えてもらったり、先輩が師範試験の時に書いた作品や使っていた下敷きを頂けたり、ごく少数のようですが先生がお手本を書いてくださったりもするらしいですね。
いろいろ羨ましい!!!!
まあ独学なんだし仕方ないっ!と。すんなり諦めて・・・
まずは過去の師範試験写真版作品を原寸に拡大コピー。
コピーの倍率は…
出力用紙の長さ÷原稿用紙の長さ×100=コピー倍率(%)
この計算式で求める事が出来ます。
原寸大コピーを参考にこんなフォーマットで書きました。
(分かりやすいように鉛筆で書いて作ってコピーしたお手本に寸法を記入しています)
上記寸法で方眼用紙にガイドラインを入れて
字典を見ながら鉛筆で書いては消し…書いては消し…しながら作りました。
何度も字典をひくのが面倒なので漢字一覧は作りました。
後はとにかく練習!添削!練習です!
(私は今回 関西秋期講習会へ参加し添削して頂きました。)
で。出来上がった作品がこちら~
書歴、小論文は9月号到着前に書き上げていました。
事前に原稿用紙を持っている方は先に書いてしまっておくと後が楽です。
(書歴はマルマン レポートパッド に書きました)
添削問題は過去のペンの光と書の光から出題されています。
手元にあると添削が楽です。
適度に褒めて適度に朱を入れるバランスが難しいですね。
旧字、書写体問題は字典片手に書きました。
文字サイズは第一問目と同じくらいです。
もう少し大きく書いた方が良かったか?と思う字がいくつかありますが、基本的には間違えず書けていたら良い問題なので、あまり細かい事は気にせず楽しく書きました。
論文は面接の代わりに書くモノらしいです。
やる気とか意気込みとかテキトーに書けていればOKですので、文字数だけ気にして後は気楽に書きました。
師範試験の用紙はつけペンで書いてとても書き心地の良い紙だったので、つけペンにしようかとも思ったんですが、普段の競書はボールペンと万年筆を使って書いているので、いつも使っている筆記用具で師範試験に合格したい!と思いボールペンにしました。
師範試験に必要な情報はこのくらいかな。
と。以前筆ペン部の試験を受けた時に思った話を少し。
「試験を受けるのは実力をつけてからの方が良いのではないか」
と言うツイートを当時見かけました。
もちろん私宛のリプではないんですが、まあちょっと「私の事か?」と思わなくもないですよね。書道歴ないし、ペン字歴も筆ペン歴も短いし。
先輩フォロワーさんに「勢いがあるうちに受験した方がいいよ!」と背中を押してもらったのと、「その実力があるかどうかを見るのが試験」だと思って受験しました。
正直なにかと面倒で大変な試験なので、やる気のあるうちに受験するのも良いと思います。
もちろん「○回写真版になったら受験する!」「毎月上位に名前が載るようになったら受験する!」という目標を設定するのも良いと思います。
要は・・・
自分で挑戦したいタイミングで挑戦してええやんかー!
と。当時そのツイートにこうリプしたかったんですが言えなかったので今になって太文字で書いてみましたw
もちろん師範は目指さず、五段や準師範で競書を続けるというのも1つの選択です。試験を受けるも受けないも、師範を目指すも目指さないも他人がとやかく言う事じゃないと思います。
(教室に通われいる方は先生にご相談するのが良いかと思います。通われいる先生のお考えや教室の方針もあるでしょうし。あくまでも独学の方限定の話です)
師範になってからもまだまだ勉強なんだし、なんならここからが本番です。
師範試験はなにかと大変なので「燃え尽き症候群」で合格後に競書からフェイドアウトされる方もいらっしゃるようです。
(このnoteを読んだ方はそんなふうにならない事を心から祈ってます)
師範はひとつの通過点なんですよね。
日ペンの先輩方がみな口を揃えて「師範になってからが本当のスタート」と仰っている意味がよく分かりました。
ペン字始めてスグの頃は「師範は激ウマ!」と思っていたんですがね。案外そうでもないんですよ。
私も師範になったら激ウマ文字が書けるようになっている!と思ってましたが、そこまでには足りていないと実感する事ばかりです。
もちろん流派によっては「師範=激ウマ限定」なんて所もあるでしょう。
が!日ペンはそうでもない。まあまあお手本通りに感じ良く書けたら師範になれます。
もちろん日ペンには激ウマ師範の方もたくさんいらっしゃいますよ!
日ペンはわりと短期間で「師範」という称号が取得しやすい流派だと思います。なので師範のレベルが幅広い印象です。
私はこれからもいつも通り楽しく、初心を忘れずに、激ウマ師範になれるよう&お手本がなくてもキレイな字が書けるよう練習を続けて行こうと今回師範試験を受けて改めて思いました。
それに師範になれたらペン展で憧れの自運創作部に挑戦出来る!!!
ペン展好き過ぎる民なのでこれが何より楽しみです♪
私が師範試験で書いたフォーマットはあくまでも一例です。
「碧さんはこんな感じで仕上げたんだ~」という感じで少し参考になればな〜と。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?