特急しなの
先日、納車して3年が経った愛車を初めて自損した。
修理に出して代車になってしまったので、前々から予定していた松本行きは急遽、電車での移動に変更した。
最初で最後であろう特急しなのに乗って行った松本の記録。
この日は夕方から予定があったので、11時発の9号に乗車した。
名古屋を出ると、大ターミナル駅の金山を通過し千種、多治見、中津川と進み長野県内に入る。
東海道線や名鉄名古屋本線と違い、中央線は金山まで南下し鶴舞に向けて北上するので、Uカーブになるところが好きです。
綺麗に写せなかったが、地元へ帰る特急しらさぎの車窓とは比べ物にならない絶景で、寝るのを我慢してずっと車窓を眺めていた。
車内放送を聞くのも好きなので、特にイヤホンはせずただぼーっと二時間を過ごした。
その時間も旅らしくて好きだ。
塩尻駅手前でようやく山を抜け、街と化した。
塩尻でJR東海から東日本へ管轄が変わり、目的の松本では完全なる緑一色だった。
それもあってか、松本の雰囲気はどこか、関東を感じるものだった。
「まつもと〜まつもと〜」というアナウンスがドツボでしたが。
松本駅は、2007年に改築工事が終了。15年ほどしか経っていないので駅舎がとても綺麗だった。
この自由通路、奥には北アルプスが綺麗に見ることができて美しい。
初めてくる街は、駅を出て初めに見た景色がずっと記憶に残る。松本は、正直もっと規模の大きい街だと思ってた。ゆえにかなり「田舎だなあ」と、どのズラ下げて言ってんねんと言いたいところだが思ってしまった。
長野市に行ったことがないのでわからないが、県内第二の都市ということを前提に置けば栄えすぎてるな〜と矛盾する。
地元の北陸三県が、第二の都市は最早第二とは言い難いほど田舎だから…。
しかし風情があって良い雰囲気。外国人が多いのも納得できる。
あまり城には関心がないのだが、門から白までの距離が近いのはいいね。
その道中もいいけれど、低い目線で見るお城も逞しい。岡山城が辿り着くまですごくしんどかった記憶があるので(笑)
水面に映った松本城が素敵、この旅の中でもお気に入りの一枚。
行きたかった喫茶店が案の定大行列だったので、諦めてクレープを食べた。
と言ってもここでも40分ほど待った。日曜の松本恐るべし。
メニューが200種類ほどあるみたいで、私は人気第四位のツナポテトサラダを食べたがとても美味しかった〜〜。
松本が好きな友達が、ここのクレープを買いにわざわざ岐阜から買いに来るほど… まあ理由もわかる(それにしてもすごい)
目当てのライブはSIX LOUNGE 対バンはclimbgrow
ライブの記録は、名古屋公演とともにまた後日。
帰りは終電で。ラウンジのライブ後は必ずビール。
そういえばハイボール派の私がビールを好きになったきっかけが、シンタロウさんが黒ラベルを飲んでた写真を見て買ったこと。
おかげさまでビールが好きになり、私の代名詞とまでなった黒ラベル。
新幹線や特急電車で飲む酒はなぜこんなにも美味しく感じるのだろうか。
大人になったからこそできる贅沢、松本でも味わった。
この職に就いてから、遠征の日帰りが当たり前になった。
名古屋から特急で二時間で行ける松本、もっと早く行動範囲にしたかった。
車さえあれば泊まりで諏訪や上高地にも行きたかったな。
いろんな長野を見てみたい。少し気分転換になった退職前一人旅、松本は特急しなのが旅の思い出を運んでくれた。
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