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OWV LIVE TOUR 2023-MUSEUM-宮城公演

20231022

旅行記です。

めちゃめちゃ晴れています。仙台に来るのはCHASER公演以来2年ぶりです。

駅についてすぐ、2年前に来たときCHASERの広告が流れていた、大きい電子掲示板を見つけて懐かしい気持ちになりました。あのときは広告を撮影したくて、でも人がたくさん通る駅前でOWVの広告を1人で撮影するのがすごく恥ずかしくて泣きそうになったし、勇気を出して1人で撮影していたら、そのときちょうど後ろを通った男性2人組が「なにこれー!誰ー!」みたいなことを言っていて本当に泣くかと思いました。

あれから2年、今日は1人じゃありません。になちゃんと仙台駅で待ち合わせて、マフィン屋さんに連れて行ってもらいます。

マフィンを食べながら、私が大嫌いなおじいちゃん(犯罪以外の人としてやってはいけないことを大体やっています)の話をしていたら、になちゃんに「それって母方のおじいちゃんなんだっけ?」と聞かれたのが印象に残っています。私は人が祖父母の話をしてきたときにそれが母方か父方かという疑問がまず思い浮かばないし、どちらか聞いたとしても5秒後には忘れてしまうだろうなと思うので、話の広げ方すごいなと思いました。

いつも遠征のときになちゃんになにもかも用意してもらっている駄目な大人なので、今回の遠征のホテルを自分で予約したのかになちゃんに予約してもらったのか分からなくなり、予約メールを探すも見つからなかったので、になちゃんに取ってもらったのかなーと思っていたのですが、よくよく考えたらやっぱり自分でホテルを取っていた、という話を、開場を待っている間になちゃんにしたら普通にドン引きされました。

ライブ開演。

浦野さん・佐野さんのこのユニットのためだけの『My Flow』の振り付けが年下組らしく元気いっぱいで、佐野さんのクセをつけた歌い方もまたやんちゃ感があって可愛くて良かったです。2人揃ってジャンプするときの高さに毎回驚く。曲中、2人が背中合わせになるところがあるのですが、浦野さんが遠慮なく佐野さんにぶつかっていくところも、それを受け止めることができる佐野さんも、2人の身長差も全部少年漫画みたいでした。

本田さん・かつくんの『BringBring』、埼玉公演で見たときは色気があってBringBringという曲が持つ本来の良さを引き出すユニットだなと思ったのですが、仙台公演ではOWVがこれまで披露してきたような、一触即発の緊張感漂う『BringBring』になっていて、とても嬉しかったです。埼玉公演で見たときは曲の難しさもあり、そもそも2人だけで踊りながら歌える曲ではないだろうこともあり、少し不安定に見えたのですが、今回のライブではすでに調整されて、歌もダンスもさらに力強くなっていました。毎回全力のうさ組と、公演ごとに違う色を見せてくるほな組の対比が、見ていてとても楽しかったです。

『PARTY』、ラスサビ前の「カン・カン・カン」という音にあわせて、浦野さんが毎回なにかしらの演出を披露する時間、今回はカン・カン・カンではなく三三七拍子と長尺になり、謎のポーズを披露。この「カン・カン・カン」についてだけの打ち合わせもあるらしく、浦野さんは自身の見せ場として張り切っていると本田さんにバラされていました。
謎のポーズについては「プットオン」と名前がついていて、佐野さんが「なにか流行るような振りやポーズを生み出して流行らせたい。でも俺とかはもうダンス歴が長いから、だいたい振り付けが凝り固まっちゃってる。だから逆に秀太とかは新しいものを思いつくんじゃないかと思って、それで出てきたのが''プットオン"。」と、プットオン誕生秘話を話してくれ、浦野さんは「みんなも物を置くような感じでやれば簡単にできるよ」と言っていたけど、こんなに美しい体勢で物をどこかに置いたことはないなと思いました。

この日、本田さんが『Talk Talk Talk』『Here and now』のとき「一緒に歌って!」と言っていて、どこをどう歌えばいいのか分からずとりあえずニコニコペンライトを振りました。本田さんはバンドのライブみたいな感じ(といってもバンドのライブに行ったことは無いので想像ですが)で、みんなで合唱したかったのかなと思ったし、いつかまたそういうオタク合唱もしてほしいなと思います。私は浦野さんと一緒に歌うの、ちょっと憧れているので。

「東京エレクトロンホール宮城」のフォントが好きです。

になちゃんと食べた牛たん。になちゃんに「単品ってなに?」と聞かれ「ご飯とかついてこないんだと思う、牛たんだけが来るんだよ」と言ったけど、何故かしばらく信じてもらえなかったのが面白かったです。

私はこのまま仙台に泊まって次の日友達と会う約束をしていたのですが、このとき急用が入ってしまったと連絡がありました。ライブと同じくらい、めちゃくちゃ楽しみにしていたのでしばらく魂が抜けてしまったのですが、日帰りするになちゃんをお見送りするために21時くらいまで一緒にいたのでちょっと元気になりました。

1人でホテルに戻って、コンビニで買ったお酒を飲みながら、「酔った」ってツイートしたら友達に「大丈夫?」って心配されて、遠征先でお酒を飲んだら心配してくれる友達がいるんだなあと思って、私は自分のことを大事にするのが得意だけど、改めて自分のことを大事にしないといけないなと思いました。

20231023

次の日。

友達との約束が無くなったので、1人で仙台を満喫することにしました。まずは友達が教えてくれたカフェに行こうと思って「ホテルから徒歩圏内だよ」の言葉を信じてGoogle検索したところ、"徒歩17分"という無慈悲な数字が表示されました。

私は旅先で17分歩けるような体力とまともな方向感覚を持ち合わせていないので、バスで行くことに。

目玉焼き、ベーコン、バターを乗せたトーストにたっぶりメープルシロップをかける、字面だけで絶対美味しいトーストでした。数年前、友達がこのトーストの存在を教えてくれて家で作ったことがあり、メニューを開いてすぐに、ここがあのお店なのか!と気づいてすごく嬉しかったです。友達に「ここ、前に言ってたカフェだよね、聖地に行けてよかった」と伝えたところ「何年も前に言ったことなのに覚えててくれたの?!」と言われて、普段私の脳みそはカスカス記憶力でポンコツだけど、たまには良い働きをしてくれるんだなと思いました。

ドーナツは上にホワイトチョコ、ココナッツがかかり、中にたっぷりバタークリームが入っていて、見た目の大きさ以上にずっしり感のあるドーナツで、こちらもすごく美味しかったです。

月曜日だったこともあり、行きたい美術館がすべて休館(美術館は月曜休館がほとんど)だったのと、知らない土地をウロウロすると帰れなくなる可能性があったので、仙台駅のまねきねこで時間を潰すことに。

浦野さんの初舞台『FATALISM ≠ Re:Another story』(フェイタ)の劇中歌5曲がカラオケ配信されていたので『CLOVER』を流したのですが、舞台を見たときの感動と、これからずっとカラオケで何度でも浦野さんが歌うシーンを見ることができるという感動で、びっくりするくらい泣きました。

舞台では「平和の象徴」としての役割からは解放されず、それでも人を信じるという結末になっていたので、藍備は役割から解放されて雛菊・蓮とともに自由を取り戻せたんだろうかと不安になりますが、小さいときからボーイズグループで活動することを夢見ていた浦野さんが周りの人たちから色々言われながらも自分を信じ続けて夢を叶えて「OWVが大きいステージに立っているところが僕には見えてる」と言うところ、藍備がずっと雛菊・蓮と好きなときに会える、平和で自由な未来を信じていたことに重なるし、そういう強い意志を持って夢を叶えた浦野さんが演じた藍備だから、きっと「平和の象徴」としての役割から解放され、雛菊・蓮との約束を果たせているんだろうなと思うことにしています。

そのあとはお土産屋さんを眺めてブラブラしました。2年前に来たとき、むすびまるのぬいぐるみが売られていた場所には全然違う食品が置かれていて、時の流れを感じて少し寂しかったです。あのとき買ったむすびまる(中に内臓のような梅干しが入っている)は私の部屋で私のことを見守ってくれていますよ。

帰りの新幹線のなかで、そういえば、ずんだシェイク飲んでないなあと思いました。初心を忘れるのが得意。

あいざわ

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