Fishmans の『宇宙 日本 世田谷』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は Fishmans の『宇宙 日本 世田谷』を聴いてみた編をお届けします。

誰かのことを想いたくなるような、そんな柔らかいアルバムです。音楽から夜の澄んだ空気みたいないい匂いがします。

透き通ったハイトーンな歌声と、優しくて真っ直ぐな歌詞に注目して是非聴いてみてください!

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1.Pokka Pokka 
穏やか。夕方の電車の中で聴きたい。ノスタルジック。ずっと同じメロディーが後ろに流れている。感情を込めて、だけど丁寧に歌っているボーカルが優しい。

2.Weather Report 
夜の澄んだ空気みたいな曲。ボーカルのエフェクトと歌詞が相まって神のお告げ感がある。スクラッチが入ったり、面白い効果音が入ったりする。4:05〜曲が終わったかと思いきや雰囲気が変わる。海の底にゆっくり沈んでいく感覚。

3.うしろ姿 
ずっとカチカチと同じリズムを刻む。声量抑えめで歌っている。色々な音が聞こえる。犬が荒く呼吸するような音。微かにクラシック。


4.In The Flight 
全てが淡くぼんやりとしていて溶け合うように始まる。包容力がある。浮遊感。飾らない歌詞があまりにも素敵。

5.Magic Love 
ヘンテコさがキュートで愛おしい。弄ぶように歌うボーカルが楽しい。ファンシー。ギターがふにゃんふにゃんしたりキビキビしたり切り替えが激しい。

6.バックビートにのっかって 
遠くからどんどん近づいてくる。ゆらゆら漂っている。誰もいない夜の散歩したくなる。奥行きがあって凄く広い空間のある曲。

7.Walking In The Rhythm 
悲しくなるほど美しいピアノの音。0:58〜張り詰めていたものが弾けるように急に盛り上がる。どこまでも透き通ったハイトーンの歌声。繰り返されるピアノのフレーズ。ヴァイオリンのような音も加わり壮大になる。街の喧騒にポツンと取り残されたような感覚に陥る。12分の超大作。


8.Daydream

最高のイントロ。煌めきのあるギターとバイオリンみたいな音、50秒くらいから鳴り出す音も何もかもが良い。もう日が沈みかけてる夕方みたいな雰囲気。リバーブのかかったボーカルの浮遊感が気持ち良い。


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Fishmans は、1987年に結成の日本のロックバンド。ジャンルとしてはダブ、レゲエ、ドリーム・ポップなど。

(ここからは自分の勉強用のメモです。)


●ダヴ:楽曲のリズムを強調し、ミキシング、エコーやリバーブ等のエフェクトを過剰に施すことにより、原曲と全く別の作品に作り変えること。

●レゲエ:4分の4拍子の第2・第4拍目を歯切れ良く刻むギター、各小節3拍目にアクセントを置くドラム、うねるようなベースラインなどの特徴を持つ音楽。

唯一無二の歌声だ…このアルバムに救われた人も沢山いるだろうな。

浮遊感のある音楽に身を任せて聴くと、凄く心地良い…優しい気持ちになりました。

世田谷に思い出なんてないのに、いろんな思い出が詰まった場所にすら思えてきちゃうので凄いです。

次回は M83 の『Saturdays = Youth』
を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに!

そして、明日1/19高円寺HIGHさんで、DJとして出演させて頂きます!→https://twitter.com/_ray_world/status/1216711576268312577?s=21

レビューした曲も沢山流す予定なので、是非来てくれると嬉しいです…!セトリもTwitterで公開する予定です。

今回も読んで頂き有難うございました!

サポートをしてくださった貴方には57577で貴方宛のお礼のメッセージをお送りします!