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苦手な季節に「向上」できているワケ


頼られると強がってしまうのが、わたし。

「辛い・きつい・助けてほしい」と思いつつ、しんどいよ…と一人でぼやきつつ、倒れるまで突っ走ってしまう性分。ずっと前から全身ボロボロになっていると気付いていても、それを見て見ぬふりして、倒れるまで。なんなら倒れてもすぐに起き上がって「平気です」と作り笑いをしてごまかすくらい、強がってしまう。
「平気です」は早口で言えるのに、「つらいです」なんてそんなこと伝えられっこない。きっと声にしなくても伝わっている、なんて、心の中で言い訳をしながら。人のことは案外見えていないので、倒れていても気付かれないこともしばしば。

この季節はとくにそんな自分を実感することが多くって。谷底はたまに見るものだと、そう思っている。

こんばんは。
少し久しぶりになってしまったねえ。
10月は毎年元気がないけれど、今年は鼻かぜをこじらせてるくらいかもしれない。心のことは、今から書くね。なんと、今年は良い感じなのです。

異動して半年、10月から発注業務を教わり始めて、自分で手を動かすのは今日が2回目。(前回よりは、少しはちゃんと仕上げられているといいな)
おととい2時間かけて一人で進めたメイン部分の発注は、それはそれは不安で仕方なかったけれど、先輩栄養士に確認してもらったところ「ほとんどできてるよ~」と言ってもらえた。不安だった箇所はクリアできていたらしい。不安なわたしに気が付いてなのか、失敗しちゃっても大丈夫!と言ってくれた。優しさと、自分の失敗談を合わせて楽しく話をしてくださった。

最近は仕事の後、「今日はいい日だった」と思える日が多くなった。
相変わらずトレーチェックが苦手だったり、細かい凡ミスは絶えないけれど、自分ができる仕事の幅が、確実に広がっていっているのを肌で感じるのは素直に嬉しい。毎日、向上している。
そのぶん負担が大きくなっていっていることは事実だけど「できることが増えている」と、捉えられるメンタリティーにある自分に、我ながら感心する。今までの自分なら、確実に倒れている場面だと思う。

今も、大変な状況にあることは事実で、倒れてしまってもおかしくないのに、「できることが増えている」と捉えていられるのは、どうしてだろうと考えた。

答えは「安心感」
いざとなれば周りの人たちが助けてくれる、と、今はハッキリ言える。だめなときが来ても、強がりでなかなか言えないけど、きっと声に出せば手を貸してくれると、心の底から思えている。たくさんの優しい人の顔が頭に浮かんでくる。本当にありがたい話だ。

去年度の自分に見せてあげたい。誰も信用できない、ゆらゆら揺れる吊り橋の上で、たった一人で、いつになったら渡り終えられるのかもわからなかった自分に。

10月は毎年本当に崩れてしまってしんどい時期。新しい業務を覚えるだなんて…と思っていたけれど、今年は自分にも、できるかもしれない。


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