わたしは体育会系じゃない


ああ、もう眠るべきなのに。

こんばんは。
いつもいつもそういう時に限って、頭の中がぐるぐる。思考が止まらなくなってしまうのは、脳が疲れているからだろうけど。

*

自分なりの「普段通り」は、上司にとっての「予定通り」ではなかったようだった。

新年早々、わたしは怒られた。

原因は、完全なるコミュニケーション不足。
わたしは普段通りに、むしろ先輩に気を遣いながら一生懸命にやったつもりだったのだけど、先輩から見たわたしは「自分勝手に判断してやってほしい仕事をしない後輩」だったようだった。

わたしの配慮の方向が間違っていた。今回は、しかるべくして怒られた。

あんまり良い方向に転べないと思うけど書いてみる、弱気。 

*

体育会系じゃないとやっていけない

【体育会系じゃないとやっていけないかもしれない】と気がついたのは、5月のこと。
わたしには一生つかない体力と、いわゆるスポ根を持ち合わせた「強い」人ばかりの職場だと薄々気がついていたけれど、それをはっきりと自覚したのは、働き始めて2ヶ月も経たない日だった。たしか5月3日かな?すごくすごく、覚えてる。

退勤前。わたしに声をかけてきた上司がいた。さすがに様子がおかしいことには気がついたのだろう。

軽い口調で放たれた「だいじょぶ〜?」

愕然とした。

わたしは返事をすることができずに、気持ちを隠したくて目を必死に細めて笑い、顔を伏せ、バタバタと慌てて職場のドアを閉めた。

明確にわかる、けど、なんだか知らないうちに、今まで必死に必死に堪えていた涙が、溢れて止まらなかった。出入口の警備さんへの挨拶を終え、帰路のベンチで、また泣いた。

*

「強さ」を誇示し、周囲に気を遣わせながらも気を遣われていることにも気づかない。
後輩が涙を堪えながら必死で笑顔を作って日々働き、そしてついに破綻した、その原因が自分にあるということもわかっていない。

体育会系の「アイツ、なんか困ってるらしいよ笑」に、耐えられなくなった瞬間だった。

5月のその日を境に、自分がこの仕事に向いていないと自覚するようになった。

*
*

今日も、その日の延長だ。

理解はできるけど、共感は1ミリもできない。

今日、わたしの上司は「自分で判断してどんどん進めていったよね。正直いらっとした」と言った。どうしたら良かったのかという改善策は、伝えられないままだった。

わたしは体育会系の人間ではないので、
「情熱」とか「やらない後悔よりやる後悔」とか、
「守らないのであれば怒ります」
みたいな、メンタリティーだけで問題を解決しようという進め方に戸惑ってしまう。

いらっとしたと伝えられて、どうしたらいいのだろうか。自分なりに気を遣った結果が「いらっとした」に繋がってしまったので、今回は尚更、今後に活かす方法がわからなかった。

ちょっとずつわかってきたと思っていた。
わかってきたつもりだった。
けど、
すべてがわからなくなってしまった。


対応が腑に落ちないとか、怒られてションボリとか、そこで止まっていては今日の自分からぜんぜんアップグレードしていけないと思うし、疲れきった反復横跳び状態の思考回路から脱出できないから、
少しでも前に、外に出られるような、学びをね、今日のことから抽出したいのに。


体育会系なら、悔しさをバネにして立ち上がるのだろうか。
体育会系じゃないから、もう立ち上がれないのだろうか。

言われるのを待ったり、期待して過ごすのはやめようと心に誓う。自分で自分を推し進められる人間になりたい。

20230101




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