光が君を包みますように

上手に愛せなくてごめんね。
ちゃんと話を聞いてあげれなくてごめんね。
「何かあったらなんでも言ってね」っていつも言っていたのに、結局大事なことは何も話せなかったね。

私は今君がどこにいて何をしてるかも知らないよ。
君がいなくても大丈夫だって思える時もあるんだよ。それでもやっぱり寂しくて泣いちゃう時もあって、夢にはいつも君が出てくるよ。
君はずっと嘘つきだから優しかったんだね。
初めてデートに行ったプラネタリウムのチケットも、動物園のチケットも、弾丸で行って世界一楽しかったユニバのチケットも、2人で印刷して飾った写真も、君が何気なくくれたセブンスターのタバコ一本でさえ、私はまだ捨てれてないよ。
酔っ払って間違えて火をつけちゃって、焦って消して、しけた煙草をずっと持ち歩いてるよ。


一緒にいるだけじゃダメだったね。
なんで何も言ってくれなかったの。
人を愛することは難しいって知った気になってたよ。どうせうまくいかないってわかった気になってたよ。一緒にいてくれるって思ってたよ。信じてるからねってずっと素直に言えば良かったね。嘘つきは私もだったね。
君の前じゃ強がっちゃって、ヘラヘラ笑うことしかできないよ。
友達にももう好きじゃないとか言っちゃって、会いたいってラインも送れなくなっちゃって、
どんどんどんどん本当のことは言えなくなってるよ。
本当はずっと一緒にいたい。
毎日寝る前に抱きしめて、頭を撫でて大丈夫って言って欲しいの。
もう今じゃ嫌になるほど酔っ払って誤魔化すだけの私になっちゃったよ。
行こうねって約束してた場所もまだ全然行けてないのに。


嘘つきな君がいつか、嘘のない世界で生きれたらいいな。
私はずっと君が大好きだよ。
君は幸せになって、私のことなんて忘れてね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?