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コーヒー農場に行った話

こんにちはの方はこんにちは。初めましての方は初めまして。
私は都内の小さいオフィスで、フロントエンドやアプリのしがないエンジニアをやっているよしこという者です。
この記事はCoffee Advent Calendar 2023という企画で書いているものです。去年に引き続き2回目の参加になります。もしよろしければアドベントカレンダーも併せてご覧ください。

ハワイ島名物・薄曇りの午後

表題の通りなのですが、今年の11月にひょんなことから(本当にひょんなことから)ハワイ島に行くことになり、ついでにコナコーヒーの農場見学に行ってきました。
お邪魔したのはUCCハワイの農場です。
11月にもなるとコーヒーの最盛期が終わってしまって個人の農場はほぼ観光営業が終了しており、開いていたのがUCCくらいしかなかったのですが、日本人のスタッフさんもいらっしゃってたくさんコーヒーのお話を聞くことができ、結果的には助かりました。

ハワイ島は朝が晴れていて午後は曇りになる(夕方に毎日雨が降る)のが定番の天気なのですが、それがコーヒーの育成にはとても合っているそうで、コナの斜面は一面コーヒー農場になっていました。

コーヒーの木
撮らせていただいたピッカーさんの道具

最盛期を過ぎていても農場ではちらほらとピッカーさんが豆の収穫をしていました。コーヒーの実は下の方から順番に赤くなる…というような性質ではないので、熟れ具合を確認しながら手摘みをしなければならないのです。

”熟したコーヒーの実だけを手摘み”というのはよく聞く話ですが、実際に斜面になっている広い畑でコーヒーチェリーを収穫するのは大変な重労働です。フェアトレードの重要性が身に染みます。
コナコーヒーは価格が高いことでも有名ですが、その理由として作付け面積の狭さや地価の高さのほかに、先進国のため労働者の人件費が高いことも挙げられます。逆に言えばコーヒーの適正価格はこのくらいになっていくべきなのかもしれません。

撮らせていただいた脱穀機

この農場では詰んだコーヒーチェリーはその場で脱穀(?)されて外皮から豆の部分が取り出されます。コーヒーの花はジャスミンの香りに似ていると言いますが、豆の方はほのかに青臭いような……少なくとも甘い香りはしなかったような……。
さすがに見るだけだったのですが、ハニープロセスができるのだからもし食べたら甘かったのかも?

脱穀されたコーヒーは薄皮がついているいわゆるパーチメントコーヒーの状態で、触るとぬるっ……としました。思ったよりも粘りがあって生々しい……卵白がまとわりついている感触が一番近いと思います。
乾燥させると薄皮を剥がすことができるようになり、お店などで見かける生豆の状態になります。すでに乾燥させた豆から薄皮(パーチメント)を剥がす作業もやらせてもらいましたが、ピーナッツみたいなカサカサした薄皮ではなく、硬い紙に似たしっかりした食感でした。オーブンペーパーみたいなワックス紙に近いかもしれません。

なかなかの急斜面

飛び込みでお邪魔したので軽く農場を見せていただいただけでしたが、UCCハワイでは収穫体験のほか、予約しておくと焙煎体験ができて、焼いた豆は自分の写真を貼り付けたパッケージに入れてもらえるというサービスがありました。
サービス詳細
これを読んで行ってみよう!って思った猛者の皆様は先に予約を入れておくといいと思います。ちなみにコーヒー農場のある地域は、コナと言いつつメインの街からは車で細い山道を小一時間走ったところにあってレンタカーは必須です。

農場の横にあるセレクトショップではコーヒーの試飲と購入がができました。
コナコーヒー100%でも空港やホノルル島よりずっと安いはずだと思ってestate grownのエクストラファンシー8ozと、ハニープロセス4ozと、ローレナ種4ozを値段も見ずにお会計しましたが、先日1万円弱が引き落とされていて……マジか〜って思わず天井を見ましたね。円安つら……
いくつかの豆はECでも買えるようなので、興味がある方は是非。
オンラインショップ(日本まで届くんかな?)

ふらっと立ち寄った農場でしたが、日々飲んでいるコーヒーについて色々なことを考えるきっかけになりました。
また機会があったら農場見学に行ってみたいです。

では。

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