詰将棋とわたし(39)

39回目です。
図面のすぐ下に作意手順があります。初見なのでチャレンジしたいという方はお気を付けください。

★下記で手順を並べることができます。
http://yakkun1987.web.fc2.com/tume/nyusen/039.htm

画像1

将棋世界 2010年6月号

A23銀成、同金、42角、22玉、23桂成、同玉、32角、12玉、24桂、同金、21角成、同玉、31角成、同玉、32金まで15手詰

紛れ:Aで初手25桂は同金直以下不詰

初手42角は22玉で、以下23銀成としても同桂で詰みません。そこで、初手23銀成とするのがポイント。同桂なら11角で簡単に詰みなので、玉方は同金と取るしかありませんが、そこで42角と打てば23の金を取れる形なので展開が全く違ってきます。

後半のポイントは9手目の24桂。これを省略してすぐ21角成とすると、同玉、31角成、12玉、24桂に23玉と逃げられて慌てることになります。以下は角2枚を捨てて収束します。

本作は「2枚の角を打って2枚とも捨てる」というテーマを設定して作った詰将棋。23の金を毟り取る手順は強引ではありますが、多少は紛れがあって考えどころのある作品になっているでしょうか?自分自身では難易度がわからないのが詰将棋創作の難しいところです。

***
ちなみに44の「と金」を金にすると、初手25桂以下、44の金を狙う手順で余詰が発生します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?