詰将棋とわたし(46)

46回目です。
図面のすぐ下に作意手順があります。初見なのでチャレンジしたいという方はお気を付けください。

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将棋世界 2012年6月号 詰将棋サロン【優秀作】
34香、イ22玉、14桂、同歩、31角、23玉、35桂、ロ同銀、33香成、同玉、34飛、23玉、13角成、同香、24香、同銀、31飛成まで17手詰

イ:42玉は31角以下
ロ:同桂は73飛成以下

収束から逆算。24の銀が何度も動き、最後は清涼詰。意外感があるようであれば、成功といえるでしょうか?
形が広がっているのは初手34飛が詰まないよう調整した結果です。

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仕上げ方を迷った作品。
創作ノートには次の図が書かれています。
日付は2008年3月9日

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作意手順
34飛、33銀合、23銀、同玉、24香以下

合駒で銀が発生。それは嬉しいのですが銀合を発生させる王手、つまり34飛を自然に入れることができませんでした。
紛れや変化も浅いので長い間創作ノートで眠っていました。

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その後本図に至るまでの記録が残っていないのですが、
34香~31角~33香成~34飛という展開を思いついたことによって道が拓けたのだと思われます。
将来13に捨てる角を打つ展開にできたことで、手順に厚みがうまれ、盤上の駒数も減りました。

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本作は「詰将棋サロン名作選」に掲載されています。ありがとうございます。







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