詰将棋とわたし(16)

16回目です。
図面のすぐ下に作意手順があります。初見なのでチャレンジしたいという方はお気を付けください。

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詰将棋パラダイス 2004年11月号 デパート
作意手順:33銀引不成、イ12玉、A45角、ロ13玉、24角、14玉、36角、25飛合、15歩、23玉、32銀左不成、12玉、45角、同飛、22銀成、同玉、33角成、12玉、23銀成、21玉、22馬まで21手詰
変化手順:イ13玉は24角以下、作意同様の手順で2手短く詰む
     ロ34歩合は同角、13玉、23角成、同玉、32角以下早詰
紛れ:Aで34角は13玉、24角、14玉で打歩詰となり不詰

★下記で手順を並べることができます。
http://yakkun1987.web.fc2.com/tume/nyusen/016.htm

第8回で金一色図式を紹介しました。
https://note.com/__yakkun/n/nec58c02cd248
今回は銀一色図式です。

3手目45角と離して打つのがポイント。34角と打つと紛れAのように打歩詰の局面となり詰みません。では45角に対して34歩合とすれば逃れられるかといえば然にあらず。もう1歩持つと変化ロの手段が生じてしまいます。よって、残る手段は13玉しかありません。

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図2:8手目25飛合まで

13玉以下、24角、14玉、36角、25飛合と進めたのが図2の局面です。36角と引いて王手ができるのは45角の効果。56より角を打つと、46銀に阻まれ角を活用できません。これが45角限定打である理由です。

さて、45角に対して25飛合が出現するのは意外に思われるかもしれません。しかし金桂香歩合は15歩45角で簡単ですし、角銀合の変化を確かめようと玉方の持駒に目を遣るとそこに角銀は居ません。そのため、45に利かせる飛合が最善となるのです。

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以下は収束。合駒を動かす手順が入った点は気に入っていますが、収束が今一つなのはどうにもできませんでした。










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