詰将棋とわたし(8)

8回目です。
図面のすぐ下に作意手順があります。初見なのでチャレンジしたいという方はお気を付けください。

初形

★下記で手順を並べることができます。
http://yakkun1987.web.fc2.com/tume/nyusen/008.htm

詰将棋パラダイス 2003年8月号 ヤン詰
作意手順:34角、イ11玉、23桂、21玉、33桂、同金、11桂成、同玉、22角、21玉、12角成、同玉、13角成、21玉、22馬、同玉、33金左、21玉、22金打まで19手詰
変化手順:イで21玉は33桂、同金、53角、41玉、42角成、同玉、33金右、51玉、52金まで早詰

とても気に入っている作品です。

初手34角は限定打。変化イに備えて52に利かせておく必要があります。桂馬を使って33に金を移動させたあとは、2枚の角を操り33の金を奪いにかかります。終わってみれば持駒の角2枚桂2枚は全て無くなり、初形と同じ金一色図式。手前味噌ですが、4×4の好作だと思います。

詰み上がり

詰め上がり図:19手目22金打

評価も2.78点と高く、その月の首位を獲得しました。夏風さんの解説を引用します。

☆どこかで金を取らないと詰まないことは分かりますが、 持駒がぬるぬる角桂なので悩まされます。初手の限定打から5手目まで決まれば あとは変化中心で鮮やかな流れ。初形、内容とも充実で、余裕の首位独走となりました。

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本作のようないわゆる正算式の作品をこの頃はたくさん作りました。本作のような作品を発見したときの喜びは格別です。

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この頃(高専1年生)のわたし。
ウェブサイト:「長編プロジェクト」や「○万hit記念握り詰」など、相変わらず手当たり次第にやってました。
指将棋:倶楽部24で2000点くらいだったようです。1年生のときに参加した全国高専将棋大会はベスト8でした。
その他:ちゃんと勉強をしていたかはあやしいですが、本だけはたくさん読んでいたようです。

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