詰将棋とわたし(35)

35回目です。
図面のすぐ下に作意手順があります。初見なのでチャレンジしたいという方はお気を付けください。

★下記で手順を並べることができます。
http://yakkun1987.web.fc2.com/tume/nyusen/035.htm

画像1

詰将棋パラダイス 2009年2月号 大学院
66と、45玉、55と、同玉、56龍、同玉、67銀、45玉、
46金、同玉、47と右、45玉、56銀、44玉、33銀不成、同玉、
34歩、44玉、55銀、同玉、66銀、44玉、45歩、同玉、
46歩、44玉、55銀、同玉、56と、同玉、57と、55玉
56と、同玉、58龍、46玉、57馬、36玉、47龍、25玉、
26銀、同と、45龍、14玉、26桂、同金、16香、同金、
15歩、同金、13馬、同玉、15龍、22玉、33金、21玉、
22歩、同角、同金、同玉、23歩、同玉、24歩、同桂、
12角、32玉、33歩成、同玉、13龍、44玉、24龍、55玉
35龍、66玉、46龍、77玉、57龍、86玉、78桂、76玉、
67龍、85玉、95と、同玉、85金、同玉、87龍、75玉、
86龍、74玉、73と、同玉、63香成、同金、同と、同玉、
83龍、54玉、66桂、65玉、74龍、66玉、67金、55玉
56金まで105手詰

画像2

詰め上がり図:105手目56金まで

初形55玉。詰め上がり55玉。煙詰。つまり、還元玉の都煙詰です。
「還元玉の都煙詰」は駒場和男さんの「父帰る」新ヶ江幸弘さんの「転生」があまりにも有名ですが、一度は創ってみたいテーマの作品でした。

しかしながら、本作は最初から還元都煙を狙っていたわけではありません。13竜、24竜・・・57竜の展開を発見できた段階で「煙詰には出来そうだ(全駒配置できそうだ)」という感触はありましたが、最後(つまり初形)の玉位置を55に出来たのはラッキーでした。

おそらく解くのはさほど難しくない作品ですが、玉が何度も55の地点を通過するのが特徴でしょうか。作意手順の記載の中で強調表示してみました。

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本作は満点評価で半期賞を受賞しました。

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